雪国の人は火災保険を共済で入ってはいけない

火災保険の補償範囲の中に「風災・雹災・雪災」という項目があります。

風災で代表的なのは台風や突風、竜巻などによる被害で、

雹災は雹が降って屋根などに穴が空いたりした場合の損失(修理代)などを

補てんするための補償となっています。

 

一方で雪災(せつさい)はその名の通り雪による被害に対して

家や家の基礎、小屋、物置、車庫、門塀などに損害があった場合に支払われる補償です。

※補償範囲を加入時に選ぶため、これらを補償の対象から外している場合には保険金は出ません。

 

雪災ってどんな時に使えるの?

 

このブログを書いている私も豪雪地帯出身です。

屋根から落ちた雪が積もって自宅の二階の窓までスロープのようになるほどでした。

中学生・高校生にもなるとその雪の坂道を登って、友人たちが夜中に遊びに来たりして

親にばれずに忍びこめるほどです(笑)

子どもの一人部屋に冷蔵庫は要らず、窓の外の雪にビールや缶チューハイを突っ込んでおけば

キンキンに冷えたお酒が楽しめました(大学生の頃のお話です。お酒は二十歳になってから!)

 

そんな雪国では雪の重さで屋根がへこんで来たり、屋根の塗装が数年で傷ついてしまうことが

決して珍しくありません。

 

また雪が屋根から滑り落ちることで、雪や氷の塊が圧縮されて家の外壁などを壊す場合があります。

殆ど雪崩と変わりません。当たったら当たり所によっては死にますし、

大体、毎年冬場に行方不明になった高齢者が春になって氷の下で発見されることが町内で一人くらいいます。

雪国は、本当に生きていくのが大変です(涙)

 

雪の重み、特に雪の降った後に雨が降ると水分を吸って氷の塊になり、

その上に雪が降り積もると駐車場(車庫やガレージ)や小屋などは家ほど丈夫ではありません。

重みでつぶれてきてしまうこともあります。

 

これらの損害は火災保険の雪災で修理代を捻出することができるケースが殆どです。

実は高齢の方はこの事をよくご存知のことが多いのですが、

60代くらいの方はこのことを知らないことが多い傾向にあります。何故でしょうか?

 

豪雪地帯では共済に加入しては勿体ない!

 

実は地方は民間の保険会社よりも共済に加入をしている方が多い傾向にあります。

地元の付き合いや、農家などで農協に所属しているなどの場合、共済は最も気軽に相談ができる相手になります。

現役時代には仕事上のお付き合いもあり共済に加入しているケースが多いこと、

生活の知恵でお得な情報は高齢者ほど知っているというおばあちゃんの知恵袋的な理由があります。

なお、共済で加入できる火災保険はこの雪災被害について補償をしてくれることは殆どありません。

もしご存知の方がいらしたらコメント欄から是非お知らせください。

 

共済の役割とは組合員の困った時に助け合う仕組みを、

できるだけ安い保険料で提供することを目的に運営されています。

そのため雪による損害について補償をあえてしていないことが大半だからです。

 

 

一方で民間の保険会社は、差別化のためにより利便性の高いサービスの開発にしのぎを削っています。

保険は助け合いの仕組みですから、お互いに掛け合うことリスクの分散を図ることが出来ます。

それも地域限定ではなく全国に加入者を広げていますが、雪災による保険金請求は突発的な雪が降った地域や、

豪雪地帯に限られています。

豪雪地帯は雪災の補償の保険料が割高に設定されていますが、

全国の加入者が分散して少しずつ支払っている保険料から

屋根や外壁などの数年ごとに発生しやすい保険金請求時に支えてもらい受けられるようになっています。

屋根の塗り替えなど5年~10年に一度は必要という家もありますから、

雪国で共済の火災保険に入るのは大変勿体ないと言わざるを得ません。

 

水道管凍結による破裂は補償対象外!?

 

ここまで雪国などで火災保険に加入する魅力を雪災を中心にお話してきましたが、

気を付けてほしいことがあります。

それは雪国では決して珍しくない氷点下以下になる日のアレです。

 

水抜き

 

 

水抜きを忘れたり、失敗して寒い夜中に水道管が凍結してしまうと

水道管が破裂してしまうことがあります。

これは雪による直接的被害ではなく、気温による被害のため補償されないということです。

 

また火災の保険の補償の中に「爆発」などの項目がありますが、

こちらはガス漏れなどによる破裂・爆発の損害を補償するもので、

水道管の凍結による破裂は補償対象外となっています。

 

水道管凍結修理費用保険金(水道管修理費用保険金)特約などという名前の

補償がオプションで付けられることがありますので、

加入の際には付加されることをお勧めします。

 

水道管破裂の恐怖

 

水道管の破裂を私は成人するまでに2回経験しています。

一回目は祖父母の家でした。

まだ私が小学生になったばかりの冬、家族で夕食にに出かけ、

祖父母の家に立ち寄ったのですがなんと台所がくるぶしあたりまで浸かるほどの

水浸しだったのです!

 

祖母は真夜中でなかったために水抜きをせずに外出したのですが、

あまりの冷え込みに夜20時過ぎでも水道管が破裂してしまったのです。

 

二回目は高校生の時です。

実家の水道料金が異様に高かったのです。

その金額2万円超え!

最初は今月どうしてこんなに高いのか、父も母も分かりませんでした。

しかし翌々月も水道代が高くなり3万円を超えたのです。

 

 

おかしいということで住宅メーカーに調べてもらったところ道路と自宅をつなぐ

駐車場の真下で水道管が破裂していて、そこから水漏れをしていたのです。

時々、ニュースなどでプールの水を止め忘れて大変な請求が学校などに来て

教員の方が処罰されることがありますが、家庭でそれが起こるようなものです。

 

 

私の家は幸いにも亀裂が小さく、と言っても3万円…

超高額な請求ではありませんでしたが、それでも痛い支出です。

 

水道管の破裂は寒い地域ならではの現象かもしれませんが、

火災保険に加入する際には是非補償範囲にも注目して選んでみてくださいね。

(水濡れ補償特約なども付けておくと濡れてしまった床などの修理代も補填されます)

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