生命保険の保険料が値上げ?値下げ?どっち?

予定利率 値上げ

一昨晩から新聞各社が報道を始めた「2018年春、11年ぶり生命保険料の値下げ

この3月の値上げ前に見直しを検討している方にとって結局どっちなのか混乱を招く事態になりそうです。

ニュースでは日本アクチュアリー協会(保険の基礎となる確率を計算する統計学など数学の専門家)が日本人の平均寿命が10年前と比べて男女で1歳以上延びていることから値下げできると判断されたとのことです。

保険料が値下げになるなら良い話のように聞こえますが、実はいくつかの問題を抱えています。

保険料は下記のように大きく2種類の費用に分けて考えることができます。

 

・契約手続き・査定・診査・保全、保険料控除発行などの必要経費。

パンフレットやCMなどの販促費、社員や販売員への報酬など=付加保険料(事業費率)

・死亡リスクに備えるための純保険料=保険の原価
一般的な形のある商品と同じように純保険は原価と考えることができます。

一方の付加保険料は商品開発や宣伝、販管費など売り上げを生み出すための費用です。
長生きの時代となり、死亡リスクが減ったという喜ばしいことは保険料の仕組みにも影響します。
亡くなるリスクが低下する→純保険料が低くなる→保険料が安くなる→保険会社が預かる保険料の総額が減る→運用するお金が少なくなる。
保険会社などの金融機関の収益にも種類があって次の3つがあります。

・死差益

・費差益

・利差益

契約者から預かっている保険料などの資金を国債や社債などへ投資をして、利息や配当を得ることでも収益を挙げています。これら運用による利益が利差です。

また様々なコスト削減などを行い、事業費・利差益に余剰金が生まれた場合などに配当や払戻金のある有配当保険も存在します。

あと数日で4月、保険料が値上げといっている部分は

 

 

 

 

予定の利差益が下がるために起こる現象で、

主に貯蓄性商品でその値上げの影響をモロに受けます。

一方の「2018年値下げ」は死差益が増えるので値下げになる、

こちらは保障性商品(掛け捨てタイプなど)が主に影響を受けることになります。

生命保険に保障性を重視で求める方もいれば、保険料控除などの節税効果を期待する方もいます。

金融商品としての貯蓄性・運用性を重視される方もいます。

いずれにしても大切なことは自分に合ったプランを見つけ、

それをライフプランの変化に合わせて都度メンテナンスをしていくことです。

保険は見直しのタイミングがとても重要で、ちょっとした医師の診察一つで

加入や見直しができなくなることもあります。

ご自分の加入されている内容や自分の考え方に合っているのかを確認しようと思ったらお問い合わせください。

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