多様な選択肢も登場した引受基準緩和型医療保険

健康であることの重要性を痛感するのは何も病気などで入院したりする時だけではありません。

老後に向けての準備を検討する際に「健康」はお金で買うことのできない大切なものであると痛感します。

 

老後への備えである「老後資金」には生活費以外にも医療や介護などへの備え、家族に遺すお金も考えなければなりません。

 

この準備方法として有効な選択肢の一つが生命保険によるシニアライフプランニングです。

 

特に医療保険のように歳を重ねるほど病気にかかるリスクの大きくなる問題は加入時にも大きな課題となります。

 

医療保険は生命保険の中でも加入条件を厳密に問うことが多く、健康診断で要経過観察一つでもあると加入が断られる場合もあります。

 

しかし近年は「健康に不安のある人でも加入できる」など加入要件を緩和した医療保険も各社から登場しており、条件によっては大切な選択肢となっています。

 

ここでは引受基準緩和型医療保険の注意点を、次回は引受基準緩和型医療保険で選べる選択肢をご紹介します。

 

保険料が割高

同条件の保障内容を健康な方と、健康に不安のある方で比べた場合には次のように保険料が割高になる傾向があります。

あんしん生命の医療保険「メディカルキットNEO」と、

同社の引受基準緩和型医療保険「メディカルキットラヴ」を

日額5,000円、手術給付のみという最もシンプルな保障内容で比較しました。

※メディカルキットNEOの初期入院給付特則や保険料免除もつけていない状態です。

 

40歳男性・保障期間:終身・60日型 メディカルキットNEO メディカルキットラヴ
保険料(月払)65歳払込満了 2,910円 5,040円

保険料差1.74倍にもなります。

ここに様々な特約を付加すると更に保険料は高くなる訳ですから、

保険料の高さはリスクの大きさと言えるでしょう。

 

加入一年以内は保障額を50%に削減

 

殆どの引受基準緩和型医療保険は契約から1年以内の入院や手術などの給付金を50%に制限しています。

これは加入前の持病に限らず、全く因果関係のない病気でも同様に扱われる場合が殆どです。

 

保険は「健康に不安のある人」ほど加入したがる傾向にあり、加入してすぐの入院というリスクを保険会社が敬遠しているためです。

また加入して(多くは2年以内)すぐの入院や手術などは保険会社の調査が入ります。

保険会社は病院へ過去の通院歴などを調べる権限が与えられており、健康保険制度の仕組み上これを隠すことはできません。

もし事実を偽って告知をしていた場合には保険金・給付金は支払われません。

また最悪の場合には契約の解除をされたり、取消をされることもあります。

 

解除の場合には保険料が変換されますが、取消の場合には保険料の返還はありません。

 

※保険会社が契約の解除・取消を行えるのは契約から2年以内と設定されています。

 

一部保障されない治療がある

 

以前、当ブログでもご紹介した「咽頭異物除去術」などの軽微な治療は一般的な医療保険では保障されている事が多いのですが、引受基準緩和型の医療保険では給付対象とはなっていません。

またその他にも給付金がお支払いできない手術がいくつかあります。

保障ごとに規定が異なりますので、詳しくは約款や契約のしおりなどをご参照ください。

 

特約の選択肢が限られている

三大疾病入院日数無制限や三大疾病保険料払込免除など引受基準緩和型の医療保険によっては付加することができない特約が幾つかあります。

 

保険会社ごとにこの特約は付加できるが、こっち特約が付けられないなどの差異があり、保険を選ぶ際のポイントになることもあります。

 

近年、医療の短期化に伴って入院一時金のようなまとまったお金(5〜20万円)を日帰り入院または一泊の入院から支払う特約や、退院前後などの通院を保障する特約など様々です。

 

加入の可否も大切ですが、それがクリアできた方は選べる選択肢から特約や保障内容も比べてみて下さい。

 

保険料払込期間が選べない場合がある

 

引受基準緩和型の医療保険は、多くの場合に保険料払込期間が「終身」です。

保障期間の「終身」は保障がいつまでされるのかという意味で「終身」(一生涯)という意味で安心ですが、保険料払込期間の「終身」は「死ぬまで払い続ける」という意味です。

 

老後に限られた収入の中から保険料を払い続けるのは働いて収入のある時と異なり少額でも少なくない負担となります。

 

もし告知事項が「いいえ」でクリアされるプランが選べるのであれば保険料払込方法は「短期払」(60歳や65歳払込満了、10年払込満了などのように保障期間よりも短い払込方法)を保険料と相談して選ぶことも検討して下さい。

 

短期払込のプランが選べる引受基準緩和型の医療保険を当ブログでは商品名(タイトル)の後ろに「★」を付けています。

 

 

あんしん

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