干支から考える経済動向12年前と2018年

今回の記事はサンワード貿易の配付紙Rich Lifeに掲載された

小次郎講師の2018年の展望を参照して書いています。

http://kojirokousi.com/

投資は自己責任です。ご自身の判断で行いましょう。

 

 

相場と干支の格言

いつの頃からか相場の格言で干支を使ってこのように言われています。

 

  • 辰巳(たつみ)天井、午(うま)尻下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ。
  • 戌(いぬ)笑う、亥(い)固まる、子(ね)は繁栄、丑(うし)つまずく、
  • 寅(とら)千里を走り、卯(う)跳ねる。

2018年は「戌」年。「戌笑う」ということで、

相場に対しての見通しを肯定的にとらえている考え方があります。

実際の相場は株式にしても、世界経済であっても、

各国との力関係や経済状況、雇用の問題などによって日々目まぐるしく変化しています。

 

しかし不思議なことに本当にこの格言が当てはまる傾向にあるというのが過去にもあり、

アノマリー(Anomaly)と呼ばれる根拠はないけれど、常識では考えられない現象で、

それは決して珍しくはないということが触れられていました。

 

確かに大発会(年始最初の取引)で2018年の日経平均は昨年末比741円39銭高の

2万3506円33銭で始まりました。

Good Startと呼ぶに相応しく、幸先の良さを期待させてくれます。

12年という干支の周期と、経済の循環にはどういう関係性があるのでしょうね。

12年前の2006年の出来事は?

 

2006年の為替相場

1月の為替相場が「115円台」でスタート、年次では「116円台

12年も前に関わらず奇しくも今年とかなり近い相場であることは偶然の一致でしょうか。

こちらは2001~2011年までの米ドル/円の為替推移です。

翌年のリーマンショックからの世界経済の失速により、為替は円高に向かいました。

底を打ったのが凡そ5年後で、為替は一転して円安に回帰してきました。

 

為替相場は二国間の力関係で推移しますので、

日本の経済がアメリカ経済よりも好景気(マシ)であると考えられる場合には円高に。

アメリカの経済が日本よりも好調な場合には円安に動きやすくなります。

 

人口減少社会である日本は社会保障を始めとした財政危機、高齢社会による様々な課題を抱えています。

これを日本経済の好転のチャンスであると考える人もいますし、

日本の経済はもう厳しい、経済成長ができないだろうと考える人もいます。

為替はどのように推移していくのでしょうか。

 

政権は第一次安倍政権

2006年9月に新自由主義として支持を集めた小泉純一郎首相から、

安倍晋三が総理大臣になりました。

第一次安倍政権の発足です。

この時は一年も持たない短期政権でしたが、打たれ弱い育ちの良い人柄(顔つき)から

現在のふてぶてしい(誉め言葉)力強さのある政権に変わったのは

大きな成長と呼べるのではないでしょうか。

 

 

メガバンク合併による三菱東京UFJ銀行誕生

 

2006年1月に東京三菱銀行とUFJ銀行による合併によって、三菱東京UFJ銀行が誕生しました。

2018年にはいよいよ「三菱UFJ銀行」と前身であった東京銀行の名前がついに姿を消します。

 

東京銀行は開国以来長らく日本で唯一の為替銀行だった背景もあり、

現在の三菱東京UFJ銀行でも外国為替に強い影響を残しています。

合併から12年、フィンテックをはじめ銀行のあり方が問われている現在、

銀行名の見直しで新たな時代へ踏み出します。

携帯電話ビジネス第三極のプレイヤー交代

3月には英国ボーダフォンから孫正義率いるソフトバンクが携帯電話事業の買収を行いました。

当時はドコモがシェアでは圧倒しており、

au(KDDI)がかろうじてドコモのシェアを徐々に取り崩している状態でした。

これはNTTとKDD時代の構図と大きくは変わっておらず、第三極のボーダフォンには

価格競争とシェア競争が求められていました。

プレイヤーがソフトバンクに変わり今年で12年。

iPhoneの独占販売やプラチナバンドの獲得など挑戦者としての姿勢を貫き、

現在では先行するドコモ、auを脅かす存在感を示すまでになりました。

今やソフトバンクは携帯電話会社だけでなく、プロ野球チーム、そして10兆円ファンドなど

積極的にビジネスを多角化しています。

そういえば会社のイメージキャラクターも犬でしたね(笑)

 

2018年中に楽天は携帯電話事業への本格参入を発表しています。

現在、格安SIM(MVNO)として既に参入をしています。

また昨年には経営破たん寸前だったMVNO最大手のFREETELの買収も行いました。

これはNTTドコモの回線を借りて行っている事業です。

NTTドコモのXi(クロッシー)、auの4G LTE、ソフトバンク4G LTEのように

自ら基地局などを整備して電波を提供する卸会社として

総務省から電波も割り当てられる予定です。

 

12年前、奇しくもチャレンジャーとしてIT企業の先輩であるソフトバンクが

参入した道に楽天も参入とは…。

プロ野球チームもソフトバンク、DeNA、楽天とIT系企業がスポンサーになる時代ですから

この12年はIT系が強かった時代と言えるのではないでしょうか。

 

ライブドア事件で上場廃止、その後ライブドアはどうなった?

 

ライブドアグループの株売りが殺到して、

東京証券取引所では始めてシステム処理能力を超えてしまい取引停止に。

4月には上場廃止となってしまいました。

楽天の三木谷さんとの日テレをはじめ球団買収騒動など世間を騒がせ、

新たなメディアのあり方が問われていましたが、

堀江貴文ことホリエモンは逮捕されてしまいました。

(今思えば東芝やSHARP、オリンパスの方がひどいことをしていると思えるのですが)

 

IT時代の寵児と言われたホリエモンが立ち上げたオン・ザ・エッジ→ライブドアですが、

ホリエモンが代表から降りると副社長を務めていた出澤剛が社長を継承。

ライブドアは以降の露出が激減したように思えます。

 

その後、楽天が東北楽天イーグルスのスポンサーとなり、

ネット銀行イーバンク買収し楽天銀行へ、証券会社を立ち上げたり、

保険業界に参入するなど事業をするなどの飛躍を遂げているのはご存知の通りですが、

ライブドアの中心ビジネスであったメディア事業はNHN Japanaに継承され、

現在のLINEに至ります。

ライブドアとして完成までこぎつけられなかったニュース、交通情報から

コンサートや飲食店のクーポンなども入手でき、ネットショッピングまでできる

ポータルサイト化(yahoo.co.jpなどのようなサイト)をLINEは2018年に目指すそうです。

世界戦略を見据える出澤取締役

 

12年前にホリエモンと一緒に撒いた種は、

今LINEという新しい会社で花を咲かせようとしているところまで来ました。

 

北朝鮮が弾道ミサイル・テポドンを日本海に向けて発射

2006年は現在の北朝鮮の金正恩総書記の父である、金正日の時代でした。

7月、北朝鮮は日本海に向けて7発発射。

 

10月には地下核実験に成功したと発表しました。

ミサイル開発は戦争の道具であり、隣国である日本にとっては脅威ですが

12年という歳月をかけて現在アメリカ本土にまで届く核ミサイルが完成しつつあります。

 

2018年は史上最長の景気回復期?

 

日本の経済が大幅な拡大を迎えた1960年代の「いざなぎ景気」を、

現在は超える市場2番目の景気拡大を続けています。

最長の景気拡大期は小泉政権時代ですから、

2019年1月までもし現在の状態が継続すれば

史上最長の景気回復期となります。(実感がないという方も多いですが)

 

さて、皆さんは今年の株価、また資産形成の運用結果をどのように予測しますか?

そして今年をどのような一年にしようと考えていますか?

私はこういった上向きの時こそ、

自分のライフプランを考える絶好の良い機会だと考えています。

景気がこれから悪くなると考えると前向きな、未来のことを考えることが困難です。

景気がしばらくは拡大しそうだ、景気が良くなるかもしれないくらいの方が

未来のことを前向きに考えられると思うからです。

 

明るい未来に向けて、今年は前向きに自分の将来と向き合ってみませんか?

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