2018年iDeCoがより使いやすくなるルール改正『年額年払』解禁!

個人型確定拠出年金(以下iDeCo)が大幅な税制改正された2017年、

つみたてNISAが解禁される2018年に合わせて再びの改正が行われます。

拠出ルールの改正です。

 

iDeCoは今年の改正後、毎月約3万人の新規加入者が増え続けています。

その多くはサラリーマンという分析が出ています。

拠出額の全額所得控除という大きな魅力の一方で、

途中で運用資金を引き出せないという日本独自の制限があり、

開始を躊躇する人も多数みられます。

また投資に不慣れな人が多いことから始めても放置してしまっていたり、

開始時に選ぶ積立先を考えなしに選んでしまっている人も少なくありません。

 

様々な使い勝手に対する声の中にあった「拠出ルール」が2018年1月からいよいよ改正されます。

 

月額から年額に改正!

 

これまで月々しか拠出できなかったのですが、

1〜12月までの1年間を一つのサイクルとして

年額を上限とした拠出が解禁されます。

 

 

例えばその年の収入の状況や貯蓄状況を鑑みて

12月にまとめて年間の拠出額上限を一括で入れて所得控除を受ける。

 

また一年分をまとめて支払う年払サラリーマンの方であれば冬のボーナスで、

または月々少しずつで、ボーナス月には多めに拠出なども実現します。

 

年払にはリスクもある

 

一見すると使い勝手の向上に見える年払解禁ですが、

投資という観点ではリスクもあります。

 

iDeCoやつみたてNISAは定期・定額・分散投資で

買うタイミングも分散する投資方法ドルコスト平均法を用いて

投資をしていくことを前提とした制度です。

 

投資における年払は12月にまとめて支払うと

12月の株価(基準価格)でまとめて買うことになります。

もし12月の株価が割高だったとしたらとてももったいない投資方法となります。

 

またサラリーマンで今年はボーナスをたくさんもらえたから

iDeCoにお金を入れられるけど、来年以降はわからない…

という先行きの見通しが立っていない方は

そもそもiDeCoをやってはいけないと個人的には思います。

まずは貯金から始めましょう。

 

あくまでも拠出したお金がなくても、今後の生活や仕事に支障のない範囲で

拠出をすることが大原則です。

 

そのためには家計支出の見直し、ライフプラン表(キャッシュフロー分析)が必須です。

企業経営において決算を迎えるのは当たり前ですが、

家計において決算の義務はありません。

しかしどのような支出をしているのかを把握すること、

資産はどれくらい必要かを把握することは

今後の生活設計に今後不可欠となって行くでしょう。

 

 

個人事業主こそうまく活用したい年払(後納)でiDeCo?

 

サラリーマンではない、自営業の方は老後の年金が

国民年金のみの積立しかしていませんので、

サラリーマン以上に自分たちで備える必要があります。

 

自助努力の手段として民間の保険会社が販売している

個人年金保険、変額保険、外貨建保険。

証券会社などによるNISAやつみたてNISAなど様々な手段がありますが、

拠出額全額が所得控除になる制度は国民年金基金やiDeCoだけです。

 

国民年金基金は国民年金に上乗せする年金積立を行う仕組みです。

年金積立の運営は国民年金基金連合会が行いますので、

公的な年金積み増しができる安心感の一方で、

いわば国の年金運用機関と一蓮托生です。

 

国の財政や先行きに不安を感じている方が大切な資金を同じ場所に預けるのと

大きな範囲では変わらない点ではリスクの回避にならないでしょう。

 

 

iDeCoは民間の投資信託の中でも比較的信託報酬の安いものが多く揃っていたり、

自分の年金積立を自分の判断で運用したりできる点で

非常に資産を積極的に増やせる可能性があります。

投資についての学習は必要ですが、全てを完璧に理解して投資をしている人はいません。

少しずつ学びながら修正しながら行なって行く方が現実的です。

 

個人事業主の方で60歳未満の方は引き出せないという大きなリスクの代わりに

年払をうまく活用すれば、その年の収入をiDeCoで相当圧縮(経費化)できます。

まるで法人が決算対策で生命保険を活用して全額損金にするのと似ていますね。

(保険は途中で引き出しや減額して払い戻すなどもできますが)

 

最も個人事業主はその他にも様々な経費の作り方があるので、

iDeCoの所得控除は個人事業主にとって絶対的なものではありません。

受取時の税制優遇があるくらいで、それってNISA(5年)やつみたてNISA(20年)などの

期間内だったら同じことが言えるのでiDeCoに限った話ではないのですが。

 

 

年払にはいつまでの手続きが必要?

 

年払でまとめてiDeCoを行うためには運用を依頼する金融機関によっても異なります。

またこれまで月払だった人が年払に変更したり、

年払を月払にするタイミングも、一年に一度限りです。

切り替えのタイミングは一月なので、書類の提出期限は秋頃という金融機関も多いでしょう。

必ず自分が運用をしようと考えている金融機関の提出期限を事前に確認しておきましょう。

 

 

 

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