失敗しない投資信託かどうかの見分け方

前回まで説明をしてきたように日本での投資信託がかなり厳しい現状だとしても、

少額で分散投資を兼ねて出来る投資信託は「初心者にお勧め」という言葉は嘘ではありません。

では買うに値する投資信託というのはどうやって見極めれば良いのでしょうか。

投資信託を始める方にお勧めの一冊

投資をしようとする方は自分の頭で考えることに

まず惜しみなく投資をすることをお勧めします。

投資信託の仕組みと問題点については様々な方が解説本を出していますが、

初心者の方に良著として挙げられる一冊はセゾン投信の中野氏が出版された

『投資信託はこの9本から選びなさい』がその代表でしょう。

セゾン投信の経営者が出版している本ですので、自社のファンドをお勧めファンドとして挙げていますが

そのファンドの良し悪しはご自身の眼で見て判断をしてみてください。

 

投資信託の商品を見極める

この図はある人気ファンドです。

投資信託の商品詳細を見るとこのようなグラフが掲載されています。

上のグラフは基準価格はその投資信託の価格の推移ですので、

直近「1年」で右肩上がりで価格が上昇していると読めます。

下部のグラフはその価格を時系列で、いつの時点を表示しているかを示しています。

 

この図の中で最も大切な点は「純資産総額」です。

これはこのファンドに資金がどれくらい入ってきているかを示しています。

上の図は資金が増えていますので、運用資産が増えていると読み取ることができます。

 

一方で別な投資信託のグラフを見てみましょう。

純資産総額(真ん中緑のグラフ)が徐々に少なくなっていることが分かります。

純資産総額は投資家から預かった投資へ使える資金がどれくらいかを示しています。

この部分が減り続けている場合、このファンドはあまり長くはもたない可能性が高いことを表しています。

 

またこの二つの図からはもう一つの情報が読み取れます。

それはこのファンドの運用期間がどれくらい続いているかです。

一枚目の方は3年目、5年目の選択ができますので、5年超とそれなりに長寿のファンドです。

二枚目の方は1年目までしかありません。つまり3年未満のファンドと読めます。

 

 

投資信託は長期運用の商品

米国最長の投資信託は1934年に設定された『アメリカン・ファンズ・インベストメント・カンパニー・オブ・アメリカ」(ICAファンド)という株式ファンドです。

戦争や大不況、多くの金融危機などを乗り越え、設定以来の平均利回り(複利)は12.05%

開始当初に1万円預けていれば現在8,000万円超というまさに長期投資の王道で、

現在も全米のベスト10に入り続ける商品です。

 

これはもはや伝説的な投資信託ですが(しかも日本では購入できない)

とは言え、長ければよいというものでもありません。

投資には旬があり、それを過ぎていないことが重要です。

 

投資信託の保有期間は日本では2.6年、アメリカでは4.6年です。

また短いというのはそれはブレ幅の大きさという意味でリスクが高くなります。

これは長期投資になればなるほど、リスクが転じていく様子を示しています。

1975年以降、世界へ投資をしていた場合には為替の変動や株価の騰落を経て、

ほぼ10年超20年の間でマイナスになる運用結果は回避が出来たことになります。

未来は株価上昇?下落?

世界の経済がどのように推移するかは誰にも分かりません。

この場合は世界経済が右肩上がりを想定しています。

このような上昇相場を想定する場合には「ブル型」と呼ばれるファンドを選ぶ、

逆に下落基調の相場を想定する場合には「ベア型」と呼ばれるファンドを選ぶのが基本です。

 

 

ドルコスト平均法を活用する

今回は紹介を割愛しますが、長期投資における基本手法です。

一括の投資ではなく、毎月少しずつの投資をしていくことをお勧めします。

 

各種ツール・サービスを活用する

投資信託だけでなく株式を始めとした投資は様々な証券会社で販売されています。

会社にとって扱っている株式や投資信託の種類は異なります。

そこで証券会社が提供しているツール、証券会社以外の会社が提供しているツールについて

次回・次々回はご紹介していきます。

 

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