最強の保障範囲をカバーするドルLBついに解禁!

以前、当ブログでもご紹介した保険代理店やFPが

殆ど提案しない(できない)ソニー生命が

2017年10月からドル建の新商品を発売解禁しました。

その名も「米国ドル建生前給付終身保険(生活保障型)」

通称ドルLBを今回はご紹介します。

 

 

人生90年時代に備えるソニー生命の生い立ち

 

1979年に当時、アメリカ最大の生命保険会社だったプルデンシャル・ファイナンシャルが戦後復興著しい日本への進出をする際に

大蔵省の外資単独参入柔和策として金融事業への進出を目指していたソニーと合弁会社ソニー・プルデンシャル生命を設立、

1981年より営業を開始しました。

1986年に大蔵省からの外資単独参入解禁をされるとプルデンシャル・ファイナンシャル側が単独営業へ舵を切り、

プルデンシャル生命として独立。

残ったソニー・プルデンシャル生命は合弁会社ソニー・プルコ生命を経て現在のソニー生命へと至ります。

設立当初からのソニー・プルデンシャル生命、分離後のソニー生命とプルデンシャル生命でも一貫しているのが

ライフプランナーによる質の高いコンサルティング提案です。

顧客への最高のサービスを提供するためには、生命保険は担当者が大切であるという創業の理念に30年超の日本での歴史は、

日本におけるファイナンシャルプランナーのロールモデルとなりました。

 

ソニー生命ではこのライフプランナーたちが90年代後半頃から

次々と独立をして保険代理店を起業し、現在の保険ショップの基礎を作りました。

巣立った元ライフプランナーたちが愛着のあるソニー生命の商品を

引き続き提案できるようソニー生命は代理店事業を始めました。

 

最強の保障範囲!?リビング・ベネフィット

 

最強の保障範囲を誇るLBとはどのようなものでしょうか。

ソニー生命は商品開発が非常に積極的で、1998年には従来よりも保障範囲を広げた

生前給付保険(リビング・ベネフィット、通称:旧LB)が発売開始されています。

従来の『死亡』『高度障害』に加えて、『三大疾病』でも死亡保険金と同額の保険金が支払われる画期的な商品で、

現在でも競合相手としてはオリックス生命の『WITH』など一部商品しかない、とても先進的な商品です。

このLB、現在は更に進化をしています。

 

保障範囲を2014年からは『死亡』『高度障害』『三大疾病』に加えて、

『要介護2以上』『障害手帳3級』でも死亡保険金と同額まで支払う「生活保障型」を発売しています。

 

この進化したLBは「LB(生活保障型)」と呼ばれます。

 

LBには大きく、定期型(定期保険)・終身型(終身保険)の二種類があり、今回発売が開始されたのは

ドル建の終身型となります。

 

 

FPはソニー生命の商品を提案したがらない(私見)

 

ソニー生命は1990年代後半頃に代理店事業を始めていますが、その代理店の数はとても限られています。

また代理店は手数料ビジネスですが、ソニー生命の販売手数料は雀の涙どころか蟻の汗並ということで、

FPによっては提案したがらないこともあります。

他社にLBほど保障範囲の広い良い商品があれば良いのですが、

おそらく追いつくまでにはあと5年から10年はかかるでしょう。

 

もしFPや代理店の取扱会社にソニー生命があり、

ソニー生命のLBや応用商品”生活保障特則14付家族収入保険”を提案されたとしたら

それはかなりラッキーと言わざるを得ません。

ニーズや予算によっては他の会社を勧めることもありますが、

保障内容を最重視したいという場合に真っ先に提案として上がるのはソニー生命でしょう。

 

 

これさえあれば、何もいらない?

 

某パソコンの広告のようなキャッチコピーですが、

ソニー生命のLBは前述の通り非常に広い保障範囲をカバーしています。

保障範囲が広いということは保険料がすごく高いのではないかと言えば、

決してそうではないのもまた特徴です。

 

下記は1000万円の保険金で設定した場合の保険料です。

 

35歳・男性・保険金額1000万円 保険料払込期間 保険料/月払
円建終身保険 60歳 28,910円
円建生前給付保険(終身型) 60歳 31,280円
円建生前給付保険(生活保障・終身型) 60歳 32,020円

 

 

同じ保険料だったら保障範囲が広い方がいいと一般的に多くの方は考えるのですが、

保険加入をされる方の中には保障範囲よりも返戻率(払込累計額に対して解約時に戻ってくる割合)を

重視する方も一定数いらっしゃいます。LBの弱点は返戻率にあります。

 

下記は同社の円建終身保険(死亡・高度障害)と円建LB終身の返戻率の比較です。

 

35歳・男性・保険金額1000万円 60歳

払込満了

65歳 70歳 75歳 80歳
円建終身保険 92.33% 96.18% 99.86% 103.28% 106.37%
円建生前給付保険(終身型) 89.47% 92.82% 95.98% 98.62% 100.63%
円建生前給付保険(終身型・生活保障型) 88.40% 91.65% 94.66% 97.22% 99.14%

 

単純な死亡・高度障害だけを保障する場合、保険会社は平均寿命が長くなるほど保険金を支払うのが先送りになります。

一方で長生きになるとガンなどの疾病や障害、介護が必要となる方が増えます。

よってLBは貯蓄性商品としては単純な円建終身保険よりも貯蓄性としては見劣りしてしまう傾向にあります。

 

返戻率の弱点をドル建でカバーできるようになった?

 

2017年4月の予定利率改訂で、史上最低の予定利率となった生命保険は外貨建か変額保険(資産形成)、

そして保障性と保険料の安さという4つのベクトルに舵を切りました。

ソニー生命のドルLBは外貨と保障性にパラメーターを全振りした商品です。

保険料の安さや多くの外貨建保険にあるような貯蓄性を重視していません。

 

35歳男性 100,000USD 60歳

払込満了

65歳 70歳 75歳 80歳
米国ドル建生前給付終身保険(生活保障型) 月払230.60USD 95.63% 104.65% 113.54% 121.37% 127.49%

しかしそれでも予定利率の高さが幸いしてこのような返戻率を誇っています。

 

では同じ米国ドル建の終身保険と比較した場合は同でしょうか?

35歳男性 100,000USD 60歳

払込満了

65歳 70歳 75歳 80歳
米国ドル建終身保険 月払176.20USD 104.71% 116.68% 128.83% 140.84% 152.27%

 

 

円建と比べると返戻率の見劣りをカバーできるようになったのですが、

死亡・高度障害だけを保障するドル建終身保険と比べてかなりの開きがあります。

(経過年数が経つほどに差が広がる)

また保険料の差も広がっているようです。

加えて貯蓄性という点では保障を重視させるほど、返戻率が犠牲になります。

 

どういうプランが良い?保障と貯蓄は分けて考える。

 

ドル建の保険商品は貯蓄性の高さが円建終身保険と比べて魅力ですが、

為替の影響を払込、受取時など様々な面で受けます。

貯蓄や保険料の支払いに余裕がある方であれば別ですが、

何もかも貯蓄性の保険でカバーすることが正しい保険の選び方ではありません。

 

保険選びはリスク管理の手段です。

人生において様々に変化する経済的なリスクを、いかに管理するかが大切です。

無理のない保険料や、目的に合った保険種類や金融商品を組み合わせることが何よりも大切です。

 

掛け捨ては勿体ないという方がいますが、掛け捨ての定期型(定期保険)は

手元に資金を残しながら保障を得ることが出来る非常に有意義な使い方が可能です。

是非、好き嫌いに関わらず自分の生き方に合ったリスク管理の方法を見つけてくださいね。

 

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