バランスファンドは今すぐやめよう

近年、日本でも国内株式・国内債券・外国株式・外国債券などをバランスよく組み合わせた投資信託「バランスファンド」が人気を集めています。

投資信託の中でもファンドマネージャーにお任せという「丸投げ」の投資信託ですが、はっきり言って金融機関にとってのカモです。

調理される前にさっさと売却をして自分で運用をする術を身につけましょう。

 

バランスファンドの何がダメか?

 

初心者にとっても投資経験者にとってもダメなところしかないので取り上げたらきりがないのですが、特にダメすぎる点は次の3点です。

1.手数料が10倍近く高いボッタクリ

2.国内債券が強制セット

3.投資経験がいつまでも積めない

 

 

 

手数料が10倍近く高いボッタクリ商品

長期投資なら目標の利回りに近い運用成績のインデックス型ファンドを探しだし、バランスファンドと同じ構成比で株式・債券・外国株式・外国債券などを組み合わせるだけで信託報酬をおよそ10分の1にまで抑えられます。

多くのバランス型ファンドの信託報酬は1.0%超ですが、インデックス型投資信託では0.1〜0.2%程度の低コストが主流です。

インデックス型投資信託はターゲットとしている指標が同じであれば基本的には手数料の安いものほど投資に有利です。

当たり前ですが指標と連動しないインデックス型ファンドは絶対に選んではいけません。

上図は金融庁が作成しているつみたてNISAガイドブックの中の手数料について言及している部分の抜粋です。

わずか数字にして1%の手数料の差は経過年数を重ねるほどに大きく広がります。

図では1%の手数料差が20年で33万円の収益差を生み出したことを表しています。

 

コスト意識はとても大切です。その一方で手数料には一回だけかかるもの(販売手数料)と、毎年のように何度もかかる手数料(信託報酬や運用管理手数料)があり、本当に問題なのは後者であることを正しく理解することが大切です。

 

国内債券が強制セット

マイナス金利の今、日本国債で運用する投資信託は買ってはいけない金融商品の筆頭と言えます。

買おうとしているバランスファンドのうち、日本国債は何%の比率を占めているでしょうか?

安全資産と呼ばれる国債ですが、マイナス金利という異常事態は債券での資産運用を始めるには凡そ最悪な時期と言えます。

日本が近い将来、マイナス金利からの脱却を図る際に国債金利は正常化されます。(その日が早くやって来なければ日本経済は終了する)

現在の金利がマイナスの時に購入した日本国債の投資信託は金利の上昇局面を迎えると債券価格が下落します。(債券価格は債券利回りと逆に動く)

 

つまり投資信託の資産価値を落とすのです。

国債を安全資産と認識してもしアセットアロケーションに組んでいるとしたら今すぐにでも売却するべきです。

 

どうしても債券で組む場合には日本国債の比率が出来るだけ低いファンドにするか、為替の影響を受けますが外国債券の比率を高めにすると良いでしょう。

 

外国債券は利回りが高く、安定した配当が得られます。発行している国や企業が破綻しない限り元本が確保できることに加え、アメリカが政策金利が利上げをすると基本的にドル円相場は円安に為替は動きます。

 

 

円安に動けば円で投資した資産は為替の変動によって収益が挙げられます。

 

利下げによってもし金利が切り下げられていく場合には債券価格は値上げになるため、保有している外国債券の資産価値は上昇します。

為替の変動には様々な要因がありますので今後も円安一辺倒ではないのですが、すぐに使う資産でない限り先進諸国の外国債券(主に日本の最大の貿易取引国であるアメリカの債券)は利上げ利下げに転んでも収益を上げやすい構造をしています。

 

アメリカの中央銀行FRBはリーマンショック以後の量的緩和や低金利政策から利上げに舵を切り直し始めていますから、日本人が外国債券を持つには2016〜2018年は非常に良い条件がそろいつつあります。(しかし株式投資ほどのリターンが得られない点は留意する必要がある)

 

投資経験がいつまでも詰めない

 

これがもっとも手痛い損失です。

投資とは、経験と価値観によって醸成されるものです。

自分で資産運用に参加しないことは、何も生み出しません。

いわば過保護な親に育てられて、自分で考えることを放棄している大人なのに精神的に自立できていない人間と変わりません。

この状態に甘んじていると、親がいなくなった時にこの人の人生はどうなるでしょうか?

 

FPや証券外務員の言われるがままでは、担当者が変わったり、手放さなければならなくなった時に判断できる能力がいつまでも自分自身に身につきません。

 

教育は最大の投資と言われますが、投資経験こそ他に変えることのできない資産だと私は考えています。

 

経済ニュースを見ていて「これってどういうことなんだろう?」という疑問を一つ一つ理解していくことで投資のリスクの大部分は低減していきます。

思考停止に陥って、バランスファンドをやるくらいならむしろ本当の意味で丸投げできる一時払変顔外貨建保険に資金をあてた方が遥かに効率的です。

 

出来ない理由を探すのではなく、自分が資産形成をする原点を思い出して、そのための手段として自分で投資をするか、FPやIFAに相談料を支払って手伝ってもらうか。

 

私は両方を組み合わせて少しずつ自分でもできるようになるという選択肢を選びました。

皆さんはどうしますか?

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