インデックス全盛期にあえてインデックス投信を否定するジェレミー・シーゲル「株式投資の未来」2019年相場も予言通りになるのか?

昨年つみたてNISAが始まってから猫も杓子も「インデックスが良い」とニワカ投資家が増えてそろそろ説明するのが億劫になってきた管理人です。

いやいや、今期のヒロインはインデックスよりも五和だろと何度言わせるんだと…あ、とあるアニメの話です(笑)

 

さてインなんとかが巷で話題になればなるほど「投資ってそんなにインスタントだったっけ?」とか「インなんとかでもどのアセットクラスをどのくらいの割合で組み合わせるかが重要」なんて事が喉元まで出かかって毎度飲み込むのが大変なのですが、得てして上手く行っていない投資家または投資を始めたばかりの人ほどこれらの言葉を鵜呑みにしているのは投資リテラシーの低さのなせる業というか、情報リテラシーの低さが引き金にもなっていると思うのです。

 

投資における予言の書『株式投資の未来』を読んでから全ての投資家は始めるべき

インデックス投信が良いと考えていれば考えているほどジェレミー・シーゲル氏の『株式投資の未来』は雷に打たれるレベルの衝撃になると私は考えています。

 

2005年に刊行されたこの本は帯になんと投資の神様ウォーレン・バフェット氏が「すべての投資家が学ぶべき新しい事実」としてコメントを寄せるほどの一冊です。

(投資家の中にはこの本を赤本と呼び、受験対策の過去問集になぞらえて形容する人までいる人気の一冊)

ウォーレン・バフェット…フォーブスの発表している2018年世界の億万長者第3位(世界1位のアマゾン創業者ジェフ・ベゾスが離婚で資産が半分になるので、2019年は第2位?)は語られる事は多いけれど、自らの推薦するようなコメントを寄せる事は稀です。

自分が信じていた投資理論が根底から覆される感覚はもはやエンターテイメントの領域と言って過言ではないでしょう。

夢の国のアトラクションに終日遊ぶなら1日に並ぶ時間で普段は読書をしていない人でも読破できるでしょう。そしてその後の人生におけるお金に変えられない方を手に入れるでしょう。

ちなみに時代背景としてはこの本が出版された2005年のアメリカと言えば、2000年にアメリカIT(ドットコム)バブル崩壊、2001年エンロン・ショック、2002年ワールドコムショックなど株式投資においてはネガティブな要素が立て続けに出た後で、その後の2007年の世界同時金融危機、2008年リーマンショックまでの間の時代ですがまるでこれらの大きな株式市場の暴落時に長期投資家がどう備えるべきかを示唆してくれていた聖書のような一冊です。

何しろ株式市場のデータおよそ200年分を分解し、解析し直し、どのような投資先への運用が下落時や長期資産形成において有益であるかを導き出している一冊なのですから分厚い(3cm)…とか、高い(4,000円くらい)とか、重い(600g以上)とかそんな事はおいておいても価値ありです。

 

ウォートンの魔術師、ジェレミー・シーゲルとは

1945年生まれ。コロンビア大学卒、マサチューセッツ工科大学(MIT)経済学博士号取得。ペンシルベニア大学(ウォートン・スクール)金融論教授。

CNN、CNBC、ウォール・ストリートジャーナル、バロンズ、フィナンシャル・タイムズ等のメディアに度々出演してはリ数々の株式市場の金融危機を予言してきた通称「ウォートンの魔術師」

 

2018年初頭の予測

2018年はマイナス5~15%の下落となる可能性がある。上昇したとしても5~10%。

・2018年は非常にボラティリティが高い年もある。

・FRBの利上げは2~3回が関の山。

・ドルは他国通貨に対して相対的に高くなる。

・ビットコインの価格は激しく下落して、2000ドル程度になる可能性がある。

 

おでこと同じくらいに結果が鏡面仕上げに驚きを隠せませんね。もはや予言レベルの的中率です。(最近はスキンヘッドにして更に磨きがかかっている)

こんなシーゲル教授は『株式投資の未来』でどのような事を指摘していたのでしょうか?

『株式投資の未来』では過去200年の株式市場を分析し直した

これは著書の中で紹介されているデータの中で最も有名なものだと思いますが、世界の経済は年1〜2%のインフレが断続的に起きているのでドル預金(日本から投資をする場合に該当しそうな金融商品は米ドル外貨預金)では資産は減っていってしまうという指摘がまずされています。これは預金金利が全くつかない日本の預貯金ではさらに危険と読み替えることができる指摘です。

「有事の際の金」と言われるほどの安全資産である金は、価値が乱高下があり結果的に現在はほぼ横ばい…つまり金はあくまでも資産を増やす目的ではなく非常時の備え(備蓄用品)として考える必要があります。

短期国債(外貨定期預金)や長期国債(外貨建一時払)でもある程度資産が増やせた事がわかりますが、株式投資をしていた場合は文字通り桁違いの収益を叩き出したと言えます。

 

株式市場が下落相場でも利益を上げ続ける運用先は日本人が今でも否定している運用先

 

私のこのブログのスタンスとして、こういった書籍は自分で読むことに価値があると思っています。

情報リテラシーの乏しい日本人はインターネットに書かれていることの真偽や意味を上辺だけ掬ってさも真実であると血迷った結論を出し始めます。テレビなどの偏向報道も同様の傾向にありますね。

検討する上で必要な自分の頭で考えることですが、多くの日本人の脳みそは既に錆びついており、思考停止。

検討する上で知識のない友人や家族に相談…知識がないので適切な判断が出来ず止められるか、よく分からないと言われるのが関の山。

インターネットで調べて…おいおい、あなたの大切な資産の話を会ったこともない、何の責任もない人たちのどんな意図で書かれたか分からない書き込みを信用するのですか?

FPやIFAの提案よりも?

ならセカンドオピニオン的にFPやIFAに相談料を払ってでも教えてもらうという発想に至らないのは何故でしょう?

最悪は「もう面倒臭い」と考えるのをやめる事、そして相談者に連絡も報告もしない方々です。ホウレンソウが出来ない人は仕事でもプライベートでもまあ成功している人を見た事がありません。(もしくは相手を軽視している)

お金って人と一緒ですからね?

 

読んだ方は結果的にこれを実践している運用商品はほぼ日本国内に出回っていない事に気づくでしょう。

そして指摘されていることをきちんと理解できた人々は確かにそういった投資先が少ないながらも日本でも確かに存在していることを発見します。

次のランキングはモーニングスターで発表している投資信託・ETFの預かり資産ランキングです。

http://www.morningstar.co.jp/FundData/FundRankingJyunshisan.do

 

上場投資信託(ETF)を除けば2019年1月時点の日本の投資信託での預かり資産上位は1位「フィデリティ・USハイ・イールドF」の6,428億円ですが、次点「フィデリティ・USリートB(H無)」の6,123億円、「新光 US-REITオープン 『愛称:ゼウス』」の5,724億円などかつて1兆円ファンドだったこれらは昨年の下落でおよそ2年ほどで半分近くと資産が減りましたが未だに国内預かり資産上位を独占しています。

いかに買ったら買いっぱなし放置プレイを日本人がしているかよく分かるランキングです。(自分の大切な資産を育児放棄しているということに気づいていない人が多い。結果的に資産は育たず、親孝行などしない脛齧りになる)

またこのランキングには決して乗らないのにETFを含むランキングで既に14〜15位(ETFを除く国内投資信託上位5位以内)くらいの預かり資産で年々着実に国内で預かり資産を増やし続けている運用先とマーケットがあります。

運用方針、仕組み、投資先の選定…日本人がひたすら目を伏せて、認めようとしなかった運用先で欧米人は資産を着々と増やしているのですからもはや皮肉以外の何者でもありません。

更にインターネット上では初心者向け投資商品として評価する人がいる一方で、株式市場の調子が良い時には手のひらを返すごとく酷評するブロガーまでいます。

投資初心者に必要なのは誰がやっても儲かる上昇相場の時の運用方法でしょうか?

株価の下落時も、上昇時も安心して運用できる仕組みではないでしょうか?(それは積立投資という方法論ではなく、戦略論の問題です)

 

魔術師の予言は2019年も的中するか?

 

CNBCに2019年1月2日、シーゲル氏は登場して今年の株式市場の予測を発表しました。

1月4日にFRBパウエル議長が講演するより前ですからこの時点では利上げ停止は織り込まれていたのかいなかったのか。

https://www.cnbc.com/2019/01/02/whartons-jeremy-siegel-says-stocks-will-return-up-to-15percent-we-could-have-quite-a-good-year-.html

  • 2019年は株価が5~15%上昇するだろうと強気。
  • 根拠として良好なバリュエーションを挙げ、またFRBの利上げは既に心配事項ではない。
  • 景気減速の懸念はあるものの、リセッション(後退局面)入りは無いだろう。

昨年あれだけ株式市場が下げた事、長期金利が3%を下回り株式投資の優位性が確保された事、市場の経済指標が顕著で個人消費もアメリカは伸びていることなどをポジティブに評価しているようです。

 

日本から投資をする我々に取ってはここに米中貿易戦争やブレグジットなどで為替が大きく左右する要因があるわけですが…。

 

まずは2月末の対中関税、3月のブレグジットを見極めたい…

ちょうどとあるインなんとか(アニメ)ではイギリス編やっていたので、アニメに足並み合わせてハードブレクジットやめて欲しいですね。

英国民よ、今こそ一致団結せよ!(笑)

分裂した欧州はやっぱり色々と困るよね。世界第5位の国がGDP8%ダウンってイングランド銀行はリーマンショック級の懸念を試算していますし、そこまででないまでも関税や国境の行き来などの影響から英国GDPが3%はGDPが縮小するとしています。

欧州が元気ないと中東に対して中国がつけあがるし、世界って本当に絶妙な均衡で成り立っているんですよね。

 

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