米国FRBの強行利上げで市場暴落。iDeCo・変額保険契約者は大チャンス!2019年前半はNISAを使わない方が良いのでは?

12月18〜19日に米国FRBによるFOMCで当初予定通りの利上げが強行されました。

前回9月の利上げ後に米国景気の減速懸念から約2ヶ月に渡り下落をしていますが、米国上場企業は過去最高益を発表しています。

経済の番人であるFRBとしては米国失業率の歴史的低水準、そして将来起こり得る景気後退局面に向けて利下げ余地を少しでも拡大しておきたいという思惑があり、また今回の利上げは長らく見込まれてきました。

(2018年4回、2019年2回、2020年1回の利上げペース)

しかし10月からの下落相場、米中貿易戦争長期化の懸念から来年以降の利上げの見送りや利下げに早期に転じるのではないかという思惑が広がっていた中での利上げ強行、来年1〜2回の利上げと足元の下落に対して若干のペースダウンに留まり、株式市場はこれにNoと反応を示したことになります。

https://www.asahi.com/amp/articles/ASLDP220TLDPUHBI002.html

株式市場は経済の実態に対して半年ほど先行していると語られることがあります。

今から半年後は2019年6月頃にあたりますのでFRBがこのまま今後も予定通りに利上げをあと2回(3月、6月)続けるとすると米国経済は来年夏前に史上最長の景気拡大期を更新できずに景気後退局面に入ることになりそうです。(2020年まで景気拡大期が続くという予想は裏切られ、失望売りが加速する)

今回、FRBが利上げに踏み切った背景となる指標のいくつかは9〜11月までのものです。しかし政策金利はここから先の経済に影響を与えます。

足元の状況が今回の下落によって十分に織り込まれて決定した決断とは言えず、FRBが目指す「中立性」と「市場」との対話がきちんと機能するかどうかは次回1月末のFOMC次第と言えるでしょう。

 

米国金利の利上げがそろそろ限界だとすれば…

https://stock-marketdata.com/us-treasury-sevurity.html

今回の利上げで政策金利はこれまでの2.00〜2.25%を2.25〜2.50%まで上げました。

これに影響を受けて米国2年国債(短期国債)2.64〜2.77%、米国10年国債(長期金利)の金利2.80%とのギャップは徐々に狭まってきています。

長期金利と短期金利では長期金利の方が高いことが通常ですが、この金利差が逆転すると景気は悪化(後退局面)するとされています。

株式市場は今回の下落、また年末前の手仕舞いを控えており、しばらく厳しい状況になりそうです。

 

NISA、つみたてNISAでは回避できないリスクの顕在化

今回の下落はしばらく落ち着かない可能性が濃厚です。そこで考えなければいけないのが2019年のNISAをどうするのかです。

例えば2014年からNISA口座を開設している人であればロールオーバーで2019→2023年まで持ち越す方法が取れます。

その代わりロールオーバーが2019年NISAの120万円を超える場合には追加でNISAへ投資をすることはできません。

120万円未満であればその差額までは新たに入れることが可能です。

2018年から改訂されたロールオーバーがこんな形で真価を発揮することになるとは皮肉なものです。

しかし2019年以降のNISAとつみたてNISAは気をつけなければいけません。ロールオーバー不可…どこまで下落するか分からない現状では一定の落ち着きまで投資を見送ることも必要ではないでしょうか。これは積立投資でも同様です。

積立投資についてきちんと学んだ人であれば、投資の評価額は価格×量(口数)であることを理解しています。

更に下落、まだまだ下落…というシーンであえて買い付けをする必要はありません。

ある程度下がって落ち着きが見えそうな辺りで保留にしていた積立額ごと再開をする。

場合によってはこれまで買ってきた投資信託を全て売却して買い直すのもひとつです。

すると投資信託の場合であれば大量の口数を買い込むことができます。定期定額で放ったらかしよりも、資産を増やすには効果的です。

あ、この方法は2つだけ大きな問題がありますね。

①再開のタイミングを自分で判断する必要がある

②NISA・つみたてNISAでは積立投資のプールが難しい

 

こういう時に効果を発揮するのがiDeCoや変額保険のスイッチングですね。

証券口座の特定口座でもやってやれないことはありませんが、損益通算は3年なので忘れないようにする必要があります。

 

iDeCo・変額保険はスイッチングで短期金融市場型(元本確保型)へ一時退避

私はそんなに遠くないうちに市場は正常化すると考えています。

しかし今回の下落は21日時点では1年2カ月ぶりの水準です。

言い換えれば1年2カ月以内にiDeCoや変額保険を始めた人は拠出額の運用先を元本確保型へ変更、既に積立されている資金も同様にスイッチングすることを検討してはいかがでしょうか。

株式市場が落ち着きを取り戻したと判断できる時期が来たら、この元本確保型の資金を改めてご自分の投資の考えに基づいて配分し直します。

またその際に毎月の拠出額も配分することを忘れないようにします。

配分し直したタイミングから投資をやり直せます。

これが出来るのはiDeCoと変額保険だけです。

まぁ、私はiDeCo全面否定派ですが(笑)

 

この仕組みの魅力が理解できない方はスイッチングをしない方が良いです。iDeCoも変額保険も自己責任ですから。

 

 

 

 

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