【悲報】つみたてNISA対象商品がついに発表!指標と連動しないインデックス型なんて意味あるの?

2017年10月5日、金融庁のWebページに来年から始まる

『つみたてNISA』対象の商品がついに発表されました。

早速商品一覧を印刷して、毎回お馴染みのモーニングスターで過去実績を分析しましたので

オープンにできるところだけお伝えします。

 

期待していた日本中の個人投資家が自分の予想と答え合わせをしたことでしょう。

私も日本の金融業界、特に証券業界が変われる最後の改革が今回のつみたてNISAだと思っていました。

投資初心者の方や、資産形成に興味がある方もきっと期待して待っていたのではないでしょうか。

結論から申し上げると非常に残念な内容でした。

もはや悲劇です。

つみたてNISAはやる価値がなくなったとは言いませんが、

今の商品構成で始まらなければならないほど日本の証券業界のダメさ加減が

ひたすら強調されるだけの結果になりました。

 

何がそんなに残念な結果になったのか?

 

120あるという対象商品のうちETFを除き、投資信託について過去実績を

設定来からの年換算複利で計算しました。

オープンにしてしまうと投資の公平性を損なってしまうことと、

その証券ファンドへの誹謗中傷になりかねないので具体的な内容については

当ブログでは書きません。それが日本の金融業界のためだと思います。

詳しく知りたい方は下記の確認方法を利用するか、

私主催のセミナーで何がダメなのか是非聞きに来てください。

※投資はあくまでも自己責任であることをお忘れなく。

 

 

まず四月につみたてNISAの概要が発表された際に5406本の国内で購入できる投資信託から、

金融庁が考える条件に合致する商品として51商品に絞り込まれました。

 

そして先月、つみたてNISAの開始に合わせて始まる新しいファンドを追加することが発表されました。

手数料をノーロード(無報酬)や信託報酬を見直し、つみたてNISAの基準をクリアした商品や、

DC(確定拠出年金)からの転用をする商品など様々です。

 

商品ラインナップが広くなることは大変歓迎でしたが、その結果何が起きたかと言えば

まだ運用実績のない投資信託が手数料・信託報酬という基準と分類だけでクリアしてしまい、

『つみたてNISA』認定商品になってしまったのです。(図の新たに組成された商品38本)

これが余計でした。もっと実績を鑑みて慎重に追加してほしかったです。

 

運用実績のあるファンドを選ぶという志はどこかへ行ってしまったのでしょうか。

これではただ手数料が安い投資信託を集めただけになってしまいました。

 

というか、手数料が安く指標の構成比が分かっているインデックス型で

こんなにパフォーマンスにかい離があるなんて、流石ですね!日本の証券業界。

プロの投資家、ファンドマネージャーと呼べるのはごくごくほんの一握りで

あとは昼寝でもしながらお給料もらえて・・・もはや子どものお使いレベルです。

せめてベンチマークにしている指標と連動くらいして欲しいものです。

 

モーニングスターでそれぞれのファンドを見ると

設立日が2017年10月下旬のもの、2017年9月のもの、2017年8月のものなど

あからさまに駆け込んだ証券会社の様子が眼に浮かぶようです。

証券業界は金融庁に何かお土産でも贈ったのでしょうか?

 

私は以前にも某S◯I証券や、楽◯証券の過去実績の表記方法についても苦言を書いたことがありますが、

投資信託の運用で3年未満のファンドは評価に値しません。というか評価できるはずがありません。

 

120もある商品の中で新設されたファンド、

設定されてから3年以内のファンドは全て私の中で

「買ってはいけないファンド」として排除しました。

それがピンク色の商品たちです。

数えてみたところ、50商品ありました。

恐らくはというよりも、カテゴリーまるごとなので、

確信をもって後から追加になったファンドたちだと考えます。

 

もしあなたがつみたてNISAを始めようとするなら

モーニングスターでご自身で是非、設定日を確認してください。

そしてまずはこの50ファンドを購入候補から外してください。

すぐに飛びつくには不確定すぎるファンドが約半分混ざってしまいました。

 

中には数年後に大化けしそうなファンドも確かにありました。しかし、慌ててはいけません。

今はこの商品に手を出すには早すぎます。

10年経っても沈んだままのファンドは沈んだままです。

つみたてNISAで推奨されている分散投資、

ドルコスト平均法は最後に上昇しなければ価値は下落したままなのですから。

 

まともな運用実績のファンドの数は…

 

年換算複利で設定来から8%超のファンドを

「まともなファンド」として緑色のマーカーを引きました。

そして数えてみました。

約36商品ありました。全体の3分の1といったところです。

どう思いますか?

 

つみたてNISA前は1%だったのですから約30倍!

大躍進と評価するべきでしょうか?

いやいや、ジャンケンだってもうちょっとマシです。

 

優良ファンドの数は?

10%超の運用実績を出しているファンドがそのうち15商品ありました。

言い換えると110もの厳選した日本の投資信託のうち、

10%超の運用実績を出している優良ファンドは

わずか15商品しかなかったということです。

これはもはや悲劇と言わずして何と呼べばよいのでしょう?

喜劇でしょうか?あとは這い上がるだけと捉えればいいのでしょうか?

分類ごとの優良ファンド数(10%超) と化けるかもファンドの数

 

指標 ファンド数 優良ファンド 化けるかもファンド
単一指数(株式型) 国内 TOPIX 11 6
日経平均株価 10 2 3
JPX日経インデックス400 5 2 1
海外型 MSCI ACWI Index 4 2 2
FTSE Global All Cap Index 1 0 0
MSCI World Index 14 3 1
S&P500 2 0 0
CRSP U.S. Total Market Index 1 0 0
MSCI Emerging Markets Index 8 1 2
FTSE RAFI Emerging Index 1 0 1

 

指数 ファンド数 優良ファンド 化けるかもファンド
複数指数(バランス型) 国内型 2指数 1 0 0
海外型 4指数 12 0 1
5指数 1 0 0
6指数 6 0 1
7指数 1 0 0
8指数 14 1 1

 

アクティブ型 ファンド数 優良ファンド 化けるかもファンド
14 3 4

最大と最低の差が大きすぎる商品パフォーマンス

 

年換算利回りで最も高いパフォーマンスを出しているファンドは27.7%、次点は18.4%でした。

言い換えれば当ブログで何度となくご紹介している変額保険にパフォーマンスで優っているのは

つみたてNISAの121ラインアップでもこの2つだけということになります。

このファンドだけは自分でもやりたいと思える良いものでした。

 

ちなみに最低のパフォーマンスは1.5%でした。これはちょっと意外なファンドが…でした。

今回のファンドパフォーマンスの結果はあくまで過去実績に基づいた2017年10月6日時点のものです。

現在、パフォーマンスが良いからと未来永劫良いパフォーマンスが出るとは限りません。

今、あまりパフォーマンスが良くなくても将来上昇基調に上がってくることも…

まあ、指標の選び方さえ間違えなければ上がってくるかもしれません。

つみたてNISAの運用が実際に始まってからもファンドは追加されていくでしょうし、

今回3年未満として除外したファンドの中から非常に好成績のファンドに育つものもあるかもしれません。

是非、そうなってほしいと思います。

 

なにはともあれ、つみたてNISA始動にこれでようやく動き始めることになります。

口座開設は2017年10月から順次開始。

12月の締め日までに手続きをしないと2018年1月のスタートダッシュが切れないことが考えられますので、

どの証券会社で口座を開くのか、準備を始めてくださいね。

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