ソニー生命のLB(リビング・ベネフィット)と生活保障特則14付家族収入保険

前回、就業不能保険について様々な会社の商品を比較した際には

紹介しきれなかった私自身が加入している就業不能保障についてです。

 

就業不能には様々な考え方があるのは前回冒頭でお伝えした通りです。

病気の治療が長引いて長期入院や自宅療養を就業不能と考える人もいれば、

要介護状態を就業不能と考える人、障害年金や障害手帳を就業不能と考える人もいます。

精神疾患を就業不能と考える人もいます。

 

 

全てのリスクをカバーすることは不可能ですし、

全て保険でカバーをすれば良いのかといえば決してそうではないでしょう。

うつ病などの精神疾患に自分はかからないという人もいるでしょうし、

がんに自分はならないと考えている人もいます。

もちろん絶対うつにならない人はいませんし、

絶対がんにならない人もいませんので、保険という複数の支払い要件を持つ

金融商品が人生の様々な面で役立つのです。

保険選びとは自分の生き方、価値観を確認する作業でもあると思います。

 

私自身がソニー生命の今回ご紹介する保険に加入しているから、

誰にでもこの保険商品が合うとも考えていません。

保険は保障内容は当然大切ですが

保険料と保障額、保障期間のバランスがとても大切だからです。

ソニー生命のリビング・ベネフィット(以下LB)のラインナップ

 

リビング・ベネフィット98

ソニー生命が1998年に最初に発売したLBは現在も販売がひっそりと継続しています。

 

商品名に何故か発売年を表記したがる傾向のある保険業界ですが(笑)

わかりやすくて良いですね。

 

保障の範囲は次の通りです。

三大疾病 介護 障害手帳3級 高度障害 死亡
LB98

 

LB98は死亡保障または三大疾病となった場合に保険金を支払う保険です。

今から20年近くも前に既に三大疾病保障が提供されていたんですね!

※三大疾病はがんと診断、または急性心筋梗塞で60日以上の労働制限、脳卒中で60日以上の後遺障害が継続する場合を示します。

詳しい要件は契約前に必ずご自身で「ご契約のしおり・約款」を確認ください。

 

LBには保障期間ごとに次の2種類があります。

・終身型

・定期型

 

※近い保障内容の保険商品は、オリックス生命のWITH(特定疾病保険)などがあります。

発売からかなりの年月が経っていますが、あまり競合する商品がないのが実情です。

 

リビング・ベネフィット(生活保障型)

LBはその後、(生活保障型)というのが加わりました。

 

 

保障範囲は次のような感じです。

三大疾病 介護 障害手帳3級 高度障害 死亡
LB(生活保障型)  

発売年が書かれていませんが、2014年に発売されました。

 

介護は公的介護保険の要介護2以上、

障害は障害手帳3級以上が保険金の支払要件となっています。

※他社の障害年金とは異なり、各自治体の生活福祉課などで申請・発行されます。

障害手帳と障害年金の違い

 

 

リビング・ベネフィット(生活保障・逓減定期型)

 

 

2017年4月に定期型の逓減(ていげん)型として登場したのが、通称:逓減LBです。

保障範囲はリビング・ベネフィット(生活保障型)と変わりませんが、保険金額が逓減されていきます。

逓減とは徐々に保障額が減っていくことで、保険料負担を軽くしたプランです。

こんな感じで、収入保障の保険と近い考え方ですが

月額ではなく一括で保険金が支払われて保障は終了します。

 

逓減LBには更に逓減の仕方が緩やかなⅡ型も選べます。

 

私(独身)はこの保険の基本的な考え方はとても合理的で気に入っていますが、

いくつかの弱点もあります。

 

①LBは保障範囲に応じて保険料が割高、非喫煙体割引などもない

②保険事由(たとえばガンと診断された場合)に全ての保険金額が一括で支払われてしまう

③保障期間が定期のため70歳までしか組めない

 

そのため死亡保障など遺す保障を別途に組み合わせること、

老後の保障(介護リスクやがんリスク)として別途備える必要がある点です。

 

一方でとても気に入っている点は

①逓減タイプであること

②保障範囲が広くてわかりやすい

③変換が可能

 

私は緩やかに逓減するⅡ型に加入しました。

私は父親が現在の私くらいの年齢の時に胃がんにかかり、胃の殆どを摘出しました。

がんに罹患した際の家族の経済状況を母から聞いていますが、それはひどい状況でした。

がんに対する保障としてがん保険ではなく一時金での保険を選んだのは、

一時金の方が治療方法の選択肢を広げられると考えているからです。

契約期間の20%は逓減しないので、今後のライフプランが定まったら変換をすることも考慮に入れています。

 

「変換」は保障額をベースに、同じ保険会社の他の保険に加入しなおすことです。

ソニー生命の場合、契約から3年が経過、保険満了の2年前まで取り扱いが可能です。

ソニー生命の変換対象は終身保険、変額保険、外貨建保険、介護保険など様々な保険を対象にしています。

変換時の健康状態を問わないため、その時のライフプランに合わせて見直しが可能です。

 

逓減LBは見方を変えれば現役時代の保障だけを確保したい場合にはかなり効果的というのが私の考えです。

 

4.生活保障特則14付家族収入保険

 

一方で結婚されていて、守るべき家族がいる方の場合には

やはり収入保障保険が必要ではないでしょうか。

そこでソニー生命の家族収入保険には「生活保障特則14付」という

保障範囲を拡大するものがあります。

 

保障の範囲を端的に示すと次のようになります。

 

三大疾病 介護 障害手帳3級 高度障害 死亡
生活保障特則14付家族収入保険  

 

 

 

逓減LBと比べると三大疾病保険金が省略されています。

 

また保険金の支払いが月額となります。

障害・介護の際にも毎月お給料のように支払われるので、

家計のキャッシュフローが滞らず、生活に必要なお金が確保できます。

※死亡時の保険金以外は一括受取ができない。

 

この保険は自営業の方などにもお勧めではないでしょうか。

個人事業主は給与所得者と比べて障害年金などの給付も少なく、

収入の減少の影響をより多く受けるためです。

 

では逓減LBにはない三大疾病の保障についてはどうするのかといえば、

次のような保障を組み合わせます。

 

5.三大疾病収入保障保険

文字通り「三大疾病」となった場合に、所定の条件に該当すると収入保障として保険金が支払われる保険です。

所定の条件は前述の三大疾病と同様です。

収入保障ですが、月額ではなく年額で設定されています。

 

そしてこの保険もタイプがあります。

左がⅠ型で保険期間満了まで三大疾病に該当すると保険金が支払われる有期型です。

右がⅡ型で5年間に限り、保険金が支払われる確定年金型です。

いずれも三大疾病に該当せず、亡くなった場合には死亡給付金として1回分が支払われます。

※三大疾病年金を受け取ってから亡くなった場合には死亡給付金はありません。

 

生活保障特則14付家族収入保険と組み合わせると、

逓減LBよりも死亡保障や障害・介護などの際に受け取れる保障を大きく持つことができます。

 

ソニー生命の三大疾病の定義は、他の保険会社の三大疾病より現在では厳しめとなっています。

がんについては診断で給付されるので変わりませんが、急性心筋梗塞・脳卒中で60日の後遺障害…は、

会社によってはもっと緩やかな会社があります。

しかし、それを補って余りあるのが障害手帳3級、要介護2以上の給付要件だと考えています。

生活福祉課の人が驚く障害手帳3級という支払い要件

障害手帳は生活福祉のために発行されるので、

障害年金と比べると発行されるハードルはかなり低めとされています。

障害手帳が発行されると税の減免や交通費やその他の福祉サービスが割引されます。

障害年金は年金が支給されます(なので認定要件が手帳よりも厳しい)

 

実際、ある区の生活福祉課の方がこの保険のことを知った時には

「私たちは区民の生活の質を向上させるために軽度であってもあえて3級以上で発行することがある」と

3級認定の基準の低さが自治体(というより担当者)にかなり委ねられてることを教えてもらいました。

3級以上になると自治体は手帳の持ち主の生活にある程度介入できるためです。

実際、障害年金をもらいながら障害手帳をもらっている重複者も決して少なくありません。

障害手帳と障害年金の違い

 

また障害年金は認定までの時間が1年6か月とかなり長めです。

障害手帳はその点、自治体の裁量ですから小回りが利きます。

理想は両方に対応ですが、障害手帳3級を支払要件にしているという点で

公的保障ではカバーされていない部分を補う就業不能保障として私は選びました。

 

ソニー生命は雑誌のランキングなどに積極的には登場しない傾向にあるのですが、

痒い所に手が届く感じというか、すごく良く考えられている保険商品が多いというのが印象です。

姉妹会社のプルデンシャル生命なども同様の傾向がありますね(こちらは全く雑誌などに登場しない)

 

就業不能保険はまだまだ各社模索中の段階でもあります。

それぞれに一長一短がありますので、商品の改訂などの際に見直しをしていくことも含め、

是非自分に合ったプランを選びたいですね。

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