人生100年時代に向けて終身年金を選ぶ人が続々!

安倍首相は2017年9月『人生100年時代構想推進室』を立ち上げました。

背景には国連の予測による将来の平均寿命予測で先進国はいずれも100歳を超えるという発表などもあるのですが、目下の課題は現在の社会保障では国はもはや支えきれない段階に来ているという財政上の理由も大きな影響となっています。

政府の息のかかった学会の1つである『日本老年学会』では高齢者の定義を見直すよう働きかけています。

現在は65歳以上と定義されている高齢者を次のようにカテゴリー化していくというものです。

これは某有名なジャーナリストの番組ですが、彼はこの事を重要な布石ではないかと危惧していました。

それは年金受給開始年齢の引き上げ!((((;゚Д゚)))))))

定義の上では、高齢者じゃないのだから働いて年金を74歳までは納めるようになる変更を政府は目論んでいるのではないか。

 

これには私も全く同じ危機感を覚えています。

 

しかも国が年金の受給開始年齢を遅くしたのは初めてではありません。

大平洋戦争が終わるまで日本の年金制度(共済年金や厚生年金の前身)は55歳受給開始でしたし、戦後は60歳受給開始で、現在は65歳に段階的に受給開始時期は遅くなっています。凡そ50年おきに10歳遅く…しかも過去の2度の改訂は当時の平均寿命の+5歳を受給開始年齢としていましたので現在の平均寿命を考慮すると85歳受給開始でもおかしくないと言えます。(2011年に国民年金は50周年を迎えたが受給開始年齢の見直しには着手できなかった)

しかし20年も受給開始年齢を一度に遅らせる事は大変な反発があるために10年ずつまずは遅らせるのではないかというのが私の予想です。

 

長生きの時代だからこそ保険の仕組みが役立つ

日本生命は50歳以上の方から加入できるトンチン年金『グランエイジ』を2016年4月に業界で先駆けて発売開始、第一生命も2017年3月には『ながいき物語』、太陽生命は2017年10月より『100歳時代年金』、かんぽ生命は『長寿のしあわせ』をそれぞれ発売しています。

これまでの年金保険は積立時に亡くなると積立金を遺族に支払い、受取開始後に亡くなっても10年保障付き確定年金などのように遺族が残りの期間の年金を受け取れるという商品でした。

トンチン年金は年金受給開始前に亡くなると積立金の大部分が戻って来ません。

(通常の年金保険の同経過年数の返戻金より約30%減)

また年金受給開始後に亡くなった場合に遺族は少しまたは全く年金を受け取ることが出来ません。

 

ではこんな不利な条件をつけてまで加入する理由は何かと言えば、この早くに亡くなってしまった人が受け取れない積立金や年金を長生きした人の年金原資として生きている間、一生涯にわたり年金を受け取れるというメリットがあるからです。

生きている間、何歳まで長生きでも受け取り続けられる年金を「終身年金」と呼びます。

 

国の年金も基本は終身年金ですが、受給額を変えたり受給開始年齢を変えるなど詐欺的な状態と年金記録の度重なる不祥事によって将来の不安が残るという方も少なくありません。

 

私の父など公務員でしたが、この国の年金制度はやがて崩壊するからもらえなくなっては払い損だと言って60歳で定年を迎えた時に年金を30%減で繰り上げて受け取っています。

(本人の健康面での不安や実父が平均寿命前に亡くなったことも影響していると考えている。間もなく70歳を迎える父はあと5年くらいは存命だと思うが、それ以上になると65歳受給開始の方が得だったとなるが、一度繰り上げた年金は元には戻せない)

今後は益々、年金財政がきびしくなると想定するならば確かに私の父のように国の年金をアテにするのではなく自分たちで備える必要があるのですが、その仕組みを提供する役割にあるのが民間の生命保険会社です。

生命保険会社は金融機関の中では唯一の「人の生死」を判定して保険金や給付金・年金を支払う機能を持った場所です。

これまでの確定年金のように取り崩し以外の柔軟性高い受取り方の提供はむしろ本業とも言えます。

ちなみにトンチンとは、イタリアの銀行家トンティさんが考案したことに由来しています。

個人がこれをやると詐欺的行為と呼ばれますが、金融機関が認可を取ってやると保証付き※でこの仕組みを利用できます。

※受取期間の最低保証、受取額の保証、保険会社破綻時には責任準備金(解約返戻金や年金原資とほぼ類似)90%を保険業界全体で支えるルールが国によって定められている。

但し、多くのトンチン年金は90歳以上の長生きにならないと元を取る事はできない点などには十分な注意が必要。

 

長い受取期間だからこそ国内で最も潰れる心配のない保険会社のトンチン年金を選ぶ

 

業界初のトンチン年金を発売した保険業界の盟主ニッセイは発売から7ヶ月で2万5,000件、14ヶ月で4万件を超えるなど上々の滑り出し。

契約後、年金受取や死亡前であれば5年保証付き終身年金としていた契約も10年保証付き10年確定年金または一括受取に変更が可能。

個人年金保険料控除も付加できる円建年金としては最も堅実で柔軟性もあると言えます。

しかもニッセイは業界屈指の高配当で有名。

2018年3月決算では契約者700万人に配当を支払うことが決まっており、年齢や保険種類によるが1契約※平均4,300円前後が分配される予定。

※日本生命の配当は払込期間が長い契約を長く支払っている人ほど受け取れる仕組み。

30歳男性が60歳まで30年払の個人年金で払込総額に対して約20〜25%の配当が出そうな見込みというのが目安。

配当は業績に左右されますが、ニッセイは低金利時代ほど配当を出す仕組みのため今後も高配当は期待できるかも。

ニッセイが創業以来配当を出さなかったのは1945年の終戦直後だけ。戦時国債がデフォルト(債務不履行)となり、この年だけ配当が出なかったと言います。

日本中の保険会社の中で最後に生き残る保険会社と言われるニッセイですから受取期間の長い終身年金なら会社としての安心感も大切ですね。

 

後追いだけにちょっとだけ損をしにくい工夫した『ながいき物語』

ニッセイが5年保証付き終身年金なら、第一生命は10年保証付き終身年金!

ということで、各所を少しずつ工夫して第一生命も二番手で参入しました。

ニッセイのグランエイジの解約返戻金の推移を比べて見ていると第一生命の方が少しだけですが払込中の返戻率が高めに設定されているようです。

また損益分岐点(これより長生きだと払込より多く受け取れる年齢)もニッセイよりも少しだけ手前になっています。

第一生命も有配当ですが、ニッセイほどの高配当ではなく利差配当方式。(第一生命は2010年に株式会社化)

なので配当無しの商品単独の返戻率なら第一生命、配当込ならニッセイの方が受取が多くなる傾向にあります。

 

介護終身年金付き『100歳時代年金』

 

公的介護保険の要介護2以上または長生きをした場合に終身年金を受け取れる太陽生命のトンチン年金。

長生きは介護リスクと背中合わせのため、特に男性よりも長生きの可能性が統計的に高い女性などにとってはアリな選択肢かも。

 

20年最低保証付き30年確定年金『長寿のしあわせ』

かんぽ生命はどこまで行っても簡易保険から抜け出しきれない…そんな印象を感じる象徴的な商品です。

もはや終身年金でさえない…預貯金でも良くない?と酷評しているFPもいますね。同感です。

しかもこれに特約で医療保障とかなんのジョークでしょうか?

かんぽ生命ってたまにトンチンカンな商品を出してきますよね。長生きくん◯倍型とか(笑)

あ!トンチン年金のトンチンではなく、かんぽ生命はトンチンカン年金って意味?((((;゚Д゚)))))))

 

まとめ

トンチン年金は2016年の登場以降、シニアの方によく売れているというのが保険業界の実情です。

しかし契約者とご家族にとっては早くに亡くなった際に受け取れるお金が少なくなるなどのデメリットも少なくありません。

契約時にはご夫婦などで十分に将来の生活設計について確認をして手続きを行うことをお勧めします。

老後資金の準備に出遅れてしまった…しかし将来の年金、老後資金が不安。しかも自分はリスクを追いたくない。

そんな50代以降の方にとっては為替リスクも価格変動リスクも金利変動リスクも負わなくて良い。

しかも健康状態をほぼ問わないという点では50代で加入できる数少ない選択肢です。

自分はただ長生きをするだけという自分である程度コントロールが可能な数少ない商品がトンチン年金でしょう。

(健康管理ができない、持病があるなどの方は長生きしづらいし、人によっては健康維持が最も難しいリスクだと思うのでトンチン年金の考えとは矛盾する面もありますが)

ちなみに50代未満の方の長生きリスクへの備えを早くからしたい方に人気のプランについてはまた改めてご紹介したいと思います。

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