生命保険は何故、4月に値上げするのか?

先日、生命保険の保険料が2017年4月以降に大幅な値上げがされることを紹介しましたが、

あちこちでニュースにもなっていますね。

プレジデントより転載「保険は3月までに入らないと損をする

マイナス金利の影響で国債金利が下がった影響を受けて、生命保険が値上げ?

これってどうしてそうなるのか、投資や資産運用に詳しい人間でなければちょっとわかりづらいかもしれません。

我々の生活に身近な生命保険は保険料をただ預かっているだけでなく、国債や社債などを購入して運用しています。

何故運用をするのかといえば、契約をしてから保険金を支払うまでの時間差があるためです。

運用をすることで利息や配当を稼ぎ、契約者の保険料負担を減らしたり、保険会社の収益に計上していきます。

多くの生命保険は契約時固定の保険料となっていますので、運用がうまくいってたくさん稼いだ分は保険会社の収益になるという仕組みです。

※これらの収益を契約者に一部還元する「有配当保険」や変動型の保険商品もありますが、最近は無配当保険が主流です。

生命保険の場合は国債が主な運用先(投資対象)となりますので、国債の金利が下がると下の図のようになります。

利息や配当を見込んで保険料を設定するという仕組みが「予定利率」ですが、

この予定利率には基準があり、それを「標準(予定)利率」と呼びます。

昨年10月末の10年国債金利を基準に変更になりました。

これまでの「1.0%」から「0.25%」、これがどれくらいの変化かといえば戦後最低の水準です。

→過去の標準利率の推移はこちらを参照してください。

保険会社によって値上げの幅が異なるのは事業費率(付加保険料)や販売戦略が異なるからですが、

保険料の値上げ幅は軽微(月額数百円)なものから

最大1.5倍以上になるものまで様々です。

またこうなってくると返戻率(払込総額と比べた戻ってくるお金の割合)も下がってしまいます

特に値上がりが厳しいのが円建ての貯蓄性商品や、保障期間が終身長期になるもの。

貯蓄性商品とは個人保険であれば

養老保険終身保険個人年金保険学資保険(こども保険)が筆頭ですが、

解約返戻金が貯まる類似商品にも影響が出そうです。

法人保険における決算や退職金積立、福利厚生目的などで活用することの多い商品も含みます。

※多少のリスクは取っても構わないという方にとっては外貨建保険などは今回の値上げとは関係ありません。

そもそも値上げをするからその前に保険を見直すというのは、実はちょっとおかしな話です。

生命保険は契約後、2~3年後ごとまたはライフステージの変化に応じて適時見直す必要があるものです。

しばらくお仕事などで保険の確認や見直しをしていなかったという方や

保険をこれまで感がる機会がなかったという方はこの機会に検討してみる。

既にご加入済みの方は保障内容がご自分や家族のライフプランと合っているのか見直す良い機会にしてください。

各社が競って商品開発をしている保険業界は5年ひと昔の業界です。

こんな保障がほしかった!こんな使い方ができるプランがあるなんて!!

そんな声も多くのお客様(特に一社専属の営業マンからだけ加入している方)から頂いています。

弊社では生命保険に限らず、損害保険やペット保険、不動産賃貸・売買・投資用物件、住宅ローン見直し、

確定拠出年金など皆様のライフプランに合った幅広いご相談をワンストップでご提案できます。

商品に自分たちの人生を合わせるのではなく、自分たちの描こうとする人生に必要なものを選ぶ時代です。

新宿・代々木近辺にお越しの方は是非、ご予約の上お気軽にご相談くださいね。

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