金融機関の役割 銀行の場合

前回は第二次金融ビックバンによって日本の様々な金融の仕組みが変わってきたこと、

そしてその代表格である銀行で投資信託や保険など様々な金融商品を扱う

代理店となったことなどをお伝えしてきました。

 

銀行の金融機関としての基本的な役割とは何でしょうか?

今回は銀行の役割とその収益性を振り返っていきたいと思います。

銀行の役割って?

私は大きく次の3つに分類できると考えています。

  1. 預貯金
  2. 融資
  3. 収納・決済

 

銀行は一般の人々にとって最も身近な金融機関です。

銀行は一般の市民からお金を預金または貯金として預かります。

預かった沢山のお金を金融機関はお金が必要な人へ融資をします。

融資先が企業の場合、そのお金を元手に設備投資を行ったり、

材料費や販売管理費・人件費に充てるなどして利益を上げて

借りたお金に利息を付けて返済をしました。

 

また集めたお金全てを融資することはできませんので、

預金者がすぐに取りに来ない一定割合のお金を中央銀行(日本では日本銀行)へ預けます。

国からすれば道路や鉄道、発電所や教育など実に様々なところにお金がかかりますので、

集めたお金を一定期間が経過した後で返すという約束をします。

これを国債(国の借金)と呼びます。

 

実際には政府(国)がこういった使い道でお金がこれくらい必要だからという予算を組み、

それに応じて足りないお金を中央銀行が国債を発行して、

そこに銀行などの金融機関が預金者から集めたお金の一部を貸し出す(国債を購入する)という流れが基本です。

 

また銀行は預かっている預金から様々な支払いの決済を代行する業務も行っています。

電気ガス水道などの光熱費、NHKなどの受信料や家賃の支払いなど収納と決済の業務も行っています。

 

国債(債券)は借金という性質がありますので、

あまり良くないというイメージを持たれている方もいらっしゃいますが

必要なお金を調達する手段として借りる側・貸す側双方にとって非常に優れた性質を持っています。

 

また銀行の振込手数料、時間外などのATM手数料、収納や決済の場合には決済相手からの手数料を取っています。

融資では貸付金利が銀行にとっての収入となりますし、銀行の収益は手数料ビジネスによって成り立っています。

では第1次金融ビックバンで投資信託や保険などを扱うようになった後はどうでしょうか?

 

 

金融ビックバンは銀行など金融機関が抱えた莫大な不良債権を解消することを目標の一つとしていました。

投資信託や保険も販売手数料が存在し、契約が成立すると代理店にその手数料が入ってきます。

そのため収益の柱を増やそうとした、その結果が様々な金融商品を扱う代理店ビジネスへの緩和だったと言えます。

 

では銀行以外の金融機関はどのような役割と収益構造を持っているのでしょうか

次回は3大金融機関の中で最もなじみの少ない証券会社について、その役割を紹介していきます。

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