確定拠出年金の運用相談4

こんばんは。前回までは確定拠出年金の運用レポートを基にそれぞれのファンド(投資信託)の効果や役割をご紹介して来ました。

今回は最初にお伝えした元本確保型の役割について立ち戻って

『元本確保型』の活用方法について触れていきます。

1.投資信託の売買ルール

確定拠出年金は前納や後納ができず、また拠出額以上には資金を途中で追加することもできません。

しかし、これまでファンドで運用をしていた積立金を他のファンドへ移転させることは出来ます。

この積立金のファンド移転(買い直し)のことを「スイッチング」と呼びます。

図はこれまでの積立金を100%とした場合に、50%のみ売却をしてそのお金で他のファンドを購入した例です。

投資信託で売買を頻繁にされた事がある方はこのような経験があるのではないでしょうか。

売却の指示を出しても投資信託はすぐに売却ができません。

何故なら投資信託の基準価格(売り買いする際の価格)更新は1日1回だけ

売買のタイミングも注文を出した翌営業日に売買がされるのが基本です。

そして売買の指示を受けた運用会社が売却を行うと、運用先の株や債券が売却され、信託銀行などの資産管理銀行にお金が数日経って戻って来ます。

この期間が平均7日前後かかります。

2.やってはいけない投資信託の売買予約

投資信託の場合、売却と同時に購入予約をすると7日後に買えるファンドという限られた選択肢の中でしか購入できません。そのため銀行や証券会社などの販売窓口でこのような売却と同時に買い付ける注文を依頼してはいけません。

一度、銀行の預金口座にお金を入れて検討をするという選択肢も一般的にはあるはずですが、窓口でその選択肢を勧めてもらえることは極めて稀です。一度出てしまったお金を再び投資信託へ投資してくれるかは分からなくなってしまうためです。

そしてこの売却と同時に注文を出す方法がお勧めできない最大の理由は、買えないのに株価などの市場は動き続けるという点です。

7日ほどの時間があれば、「このファンドに投資しよう」と思っていたファンドは値上がりや値下がりをします。

買おうと思った状況と異なる状況(値上がりや値下がり)になっているとしたらあなたはそのファンドへの投資を続けるでしょうか?

もし値動きの状況によって買うファンドを選び直す、再検討する、タイミングを待つとしたらそのお金を一時的に置いておく場所が必要です。一般的な投資信託であればMRF/MMFなどのお金を預けておく場所がありますが、確定拠出年金の場合には存在しません。そこで活用したいのが『元本確保型』です。

3.元本確保型の役割

元本確保型へ一時的に売却後の積立金を預けておき、タイミングを見て気に入ったファンドへ投資をする。これが元本確保型が確定拠出年金を取り扱うすべての金融機関で必ず用意されている本来の意味です※ドルコスト平均法ではなく一括購入、または任意の額を購入に充てるので割安な時に投資をするというのが基本です。分割して買っていくこともできますが、それなりの手間がかかります。

また『元本確保型』の活用はこのスイッチングを応用する『リバランス』時にも大変有効に活用できますが、それはまた来週ご紹介します。

4.お金の削足適履

確定拠出年金を運用されている加入者の60%は『元本確保型』に預金のつもりで入れていますが、それは二次的な使い方です。金融商品には様々な機能を持った商品が存在しますが二次的な使い方というのは得てして目的本来のパフォーマンスが落ちるものです。お金の良いところは使途を限らず自由に使える点です。引き出せない、使えない、増やせないとしたらとしたらそれこそ死に金になってしまいます。

確定拠出年金を始める前にやれるべき投資、お金の使い道は沢山あります。それらを十分やった上に、それでも余剰資金があるのであれば確定拠出年金を活用する。それが基本だと私は考えています。

最初から確定拠出年金が税の優遇制度だからと飛びつくのは本末転倒というよりも削足適履(さくそくてきり、小さい靴を履くために足を削る行為)と言えるでしょう。

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