子どもの教育資金は親のエゴ〜あなたの子供は留学しますか?させたいですか?

子供の教育資金を考える際に殆どの方が見落としていることがあります。

「あなたは将来留学したい?」

お子さんに相談をしているでしょうか?

ここで言うお子さんは目の前にいる0歳のお子さんです。

そしてやがて成長して10〜18歳を迎え、将来の進路を自分で選ぶ節目に立った未来のお子さんです。

目の前のお子さんと両親が想像する成長した彼(彼女)は同じ人です。

赤ちゃんは言葉を話しません。生後数ヶ月経てば喃語を口にしようとしますが、「パパ、ママ!私はスタンフォード大学へ進学するわ」と語りはしません。

子供が進路を決める時期は幼稚園かも知れませんし、小学校かもしれません。中学かもしれません。高校かもしれません。

進みたい方向性が決まった時にそれが両親の想像もつかないものかもしれません。

とてもお金がかかる進路かもしれません。

子供の教育資金を準備するとは、言い換えれば子供に代わってご両親が責任を持って将来子供が進路を決める分かれ道に立った際にその進路を選択できる可能性を用意することと言えます。

「大学へ行きたいなら自分で奨学金を借りてでも行きなさい。」

これをその時になって”お金がないから”という後ろ向きな理由から言うのではなく、最初からそういう教育方針の基で子供を育てるなら子供は本当にその進路に進みたければ自分でなんとかします。

中学卒だとなんとも分かりませんが、高校卒業であればもはや子供ではありません。

18歳は日本では”成人扱い”になるのです。

 

私の時代はなんとかなったけれど…

私は英語が全く話せません。中学の授業における国英理数社では英語が壊滅的に苦手でした。中学生と英語だけで会話をすることになったら多分笑われるか、会話をしないという選択をするでしょう。

 

現在働いていて思うのは「英語ヤバい。話せる人、マジリスペクト!」です(語彙力ry)

仕事の対象というか相手にする規模が自分で英語が出来ると全然違うんだよなというのをほとほと感じます。

私は自分の子供には世界の人を相手にビジネスができるようになってほしいと思います。日本には別にいなくても良いと思います。

あ、なんか日本人を相手にビジネスをしている自分の姿がかつての日本企業のように思えてきました(笑)

英語、勉強しようかな…。

日本人相手だけのビジネスは年々どんどん需要が小さくなっていくのが分かりきっているわけで、これからの時代は世界を相手にビジネスできないとねぇ…(今更ですが)

私は両親に感謝こそしているが尊敬はしていない

私の両親は公務員でした。私がFPになる前に父は60歳で定年退職、年金を繰り上げて3割減で60歳から受け取っていました。

父の言い分はこうでした。

「親父(私の祖父)は70歳前に死んだから、自分も(大きい病気もしたし)そんなに長生きはしないと思う」

父は既に祖父の年齢を超えて今も健在です。

しかし帰省した時の会話や母の話によるととにかくお金がないと言います。

退職をして10年以上が経過、まさかこんなに長生きすると本人は思わなかったのでしょう。

元38年フルタイムで働いた公務員の老後。世間ではゆとりのある生活と思うでしょう。現実は3割減の年金だけで老後のお金が足りません。

当たり前です。

日本の年金は所得代替率50%です。

所得代替率とは仕事を現役時代の平均所得の50%が年金として受給できるという意味です。

残り50%は支給されません。働いている間に貯えたり、資産形成・運用した資産の取り崩しで補うしか出来ません。

現役時代のように車を数年ごとに買い替えたりこそしなくなりましたが、普段の生活に使うお金のペースは現役時代のそれと同じか、毎日が休日なのでむしろ多いくらいの支出があります。

しかも繰り上げて3割減(現役時の平均所得の35%)の年金しか受け取っていないのですから、そんなペースでお金を使えばお金があっという間になくなるのは目に見えています。

年金は偶数月に2ヶ月分支給されます。取っておくという思考回路が父にはありません。現役時代に安定したお給料しかもらってこなかった上に、失業の心配がいらない公務員でしたから放っておいても昇給や年二回のボーナスがあったのです。

老後に資産運用もせず、給料と同じようにその月に使ってしまいます。

奇数月に年金は支給されませんから、退職金を取り崩し生活をします。退職からのこの10年で退職金は既に底を尽き、家を売ろうかと言い始めました。

築40年近い田舎の木造戸建、土地代にしかなりません。買い叩かれるのがオチですし、むしろ建物を壊すために土地代が削られるかもしれません。

売ったお金でアパートでも借りて暮らすつもりだそうですが、ハッキリ言って無駄です。

長生きをしたら今度は住む場所さえ失って、妻(私の母)は子供(私)の家にでも住めという事でしょうか。

老後の計画がなく、お金の使い方と稼ぎ方を知らないという事はそれだけで失望に値します。

私の学費(私立大学)へ消えた?

だから自分の老後のお金がない?

大学へ奨学金を借りず、授業料や生活費を毎月仕送りをして卒業まで世話してもらえた事に私は多大な感謝を両親にしています。

感謝はしていますが、現在の父を尊敬はしていません。悔しいのです。

今はこんな私ですが子供の頃は父親を尊敬していました。朝から晩まで働いて、私たち家族を守って育ててくれている父親はやはり格好良かったです。

世界一カッコいいと思っていた父親が自分が働き始めた頃に退職して暫くしてみたらダサさ200%だと知って更にショックでした。

定年退職後にパートタイムに出かけるでもなく一切働かず無趣味で、休肝日もなく365日昼から酒を飲んで金がないという父親を尊敬出来るでしょうか?

私にとって父親は反面教師です。

お世辞にもカッコいいとは言えません。

 

先日など母の留守中に母の着物を売ろうとしていました。よく即座に三下り半されないものです。手を出したら即熟年離婚、孤独死まっしぐらです。

控えめに言ってもダサいと思っています。

教育とは子どもの可能性への投資であり、親のエゴである

私の父は団塊の世代ですので子どもの頃には決して物質的に裕福ではなかったでしょう。

しかし日本の経済が成長していく中で生きてきた父の世代は、私たちの世代(就職氷河期)と比べてはるかに安定した仕事と昇給していく給与、奨学金は一定年数働けば免除にしてもらえる職業に就けた時代でした。

退職金に年金までもらえている世代なのに生活ができない「老後破産」がたびたび取り上げられます。今後は益々増えるでしょう。私の父もその予備軍です。

子どもには子どもの人生と生活(家庭)があります。国や自治体は扶養義務があるといいますが、親の扶養を私は背負うつもりがありません。

何故、一人の大人が親族というだけで生活に困窮したからと助ける必要があるのでしょうか?

障害、介護がある人などは分かります。女性の出産や育児中などの収入が途絶えたり減収になる時期も分かります。法律で働けない年齢の子どもも扶養が必要です。私も支えたいと思います。

年金もらっている年老いただけで、介護を必要としていない親の生活が困窮しているから扶養する義務がある?意味が分かりません。

扶養とはこちらもしてあげたいと思い、してあげる必要があるという両方があって初めて成り立つものです。

誰か(国や自治体や親族)他人に扶養義務があるからそうしなければいけないと押し付けられるのは知るか!という感じです。

国や自治体が押し付けてきたら私は日本を捨てます。そんな国の国民であることを恥ずかしいとさえ思います。他人にどう思われるかを私は気にしません。

生きるための努力をせずにいる人間が、生きるために努力をしている人間を食い物にする仕組みは是正されるべきです。

それは扶養ではなく搾取と呼ぶのです。

むしろ社会保障を含めてそろそろ色々リセットされるべきです。高齢者の生活のために私たちは働いている訳ではありません。

サヨナラ、ジャパンです。海外へ移住します。そんな国にも故郷にも愛着などありません。心置きなく日本を去れます。

冷たいでしょうか?

私には私の人生があり、父には父の人生があります。

父の遺伝子によって生まれ、父(母)らによって育てられ、生きているのですから感謝はしています。

しかし私は父の尻拭いをするために生まれてきた訳ではありません。

自分の人生ですから自分でなんとかしろよというのが私の想いです。

公務員でずっと働いてきた父親は民間で働くということがどんなことか理解していません。頭を下げる経験も殆どなければ、誰かに雇われるということもきちんと理解していません。

金がないなら節約するか、今からでも働きに出ればいいのです。

子どもの教育に沢山のお金を使ったから立派な大人になって将来自分たちを養ってもらえるなどと見返りを求めることはやめた方が良いでしょう。子育てにかけるお金は親のエゴであり、見返りの期待できない投資だからこそ尊く大切で、万が一が起きても守りたいと多くの親が願っている事なのです。

出来ないものを無理して与えて、「ごめんごめん、君を育てるのにお金を全部使ってしまって自分たちの老後のお金がないんだ。養ってくれるよな?俺たち退職金も年金も、もらうけどそれだけじゃ生活が回らないんだ(苦笑)」

こんなことを言い始めたら親としてどころか、人として自身の尊厳を失うことにならないでしょうか。

子どもは一人の人間である、大人も一人の人間である。

子ども(赤ん坊)は単にか弱い生き物ではない、一人の人間であるというのが私の持論です。

子どもには意思があり、感情があります。

私たちと違う点は肉体的、精神的にほんのわすが違うだけです。

可能性という点において私たちよりも遥かに制限がなく、何にでもなれる可能性があります。

子どもの教育費は”かかるお金”ではなく、”かけるお金”です。

だから”かけよう”と思えば何千万円あっても何億円あっても足りません。

どれだけお金があっても足りないのだから、自分たちが子どもにどんなことをしたあげたいのか。どんな大人になって欲しいのか。想いや願い、それを教育や習い事、環境を整えることと結びつけていくことが必要です。だから親のエゴであり、押し付けと言えます。

多くの子どもの教育資金を考える親は子どもを何もできないか弱い生き物としてみています。大人と子どもは猿とイルカのように異なる種という訳ではありません。むしろクジラとイルカくらいの差です。

何でも意図なく与え続けて、どんな大人になるでしょう?

意図していないのですから、意図しない大人になるでしょう。

それは子どもの可能性を潰している事と同じと言えます。

金持ちの家の子が代々金持ちになるのは相続・贈与の話ではない

富裕層と呼ばれる人たちの子供達がまた金持ちになるのは祖父や父たちから財産を相続するから金持ちなのではありません。

富裕層の親たちは子どもに環境を提供することこそ最大の投資だと思っています。

そこでどんなことを手に入れて、どんなことで自分が生きていくかを彼らは遅くとも12〜15歳までに見つけるとされています。(ユダヤ人の教育)

環境の中には学校や習い事も含まれますが、人間関係が圧倒的に多いとされています。

富裕層の友達は富裕層なのです。

人と人との繋がりは、インターネットなどの上澄みの情報ではなく信頼と信用と確信を持っています。

少し前にヒルズ族の「秒速で1億稼ぐ」というキャッチコピーで有名な与沢翼の会社が倒産したという話がありましたが、彼は既に復活しており元の水準に近い収入を得ています。何故でしょう?

彼は金持ちになるための仕組みを知っているからまた金持ちなのです。(また最近は外見もスリムに、スマートになっている)

あなたが子供から将来失望されない親であるために

子どもの教育資金の準備は一日も早く始るはことをおすすめします。

子供がお金を必要とするタイミングは日本ではほぼ決まっています。

時期が決まっているということは一日でも遅く始まるということは時間を一日ずつその準備のために捨てたことになります。

資産形成において積立額よりも、どんな商品を選ぶかよりも大切なのは”時間”です。

 

Time is money(時は金なり)です。

 

そして大人になった子供が年老いたご夫婦を見て、自分を育てるために自分たちの老後の準備をしていない、出来ていないと知ったらどう思うでしょうか。

繰り返します。

“かかるお金”と”かけるお金”は別物です。

子どもの教育資金と老後のお金、用意は並行して準備すべきです。

その準備方法として保険は大切な手段です。働いているうちに万が一が起きれば、老後のお金が確保されません。保険ならそれを確保しながら積立ができます。

だから変額保険を最近のFPは勧めているのです。

野菜嫌いの子どもにあなたは何と言いますか?

日本人のほとんどが投資で資産形成をして成功した経験がありません。

そして「投資」という言葉を聴くと「怖い!」「元本保証じゃないなんて危険だ」「減ったらどうするんだ!?」とまるでドリフターズのコントのような反応をします。

これは子どもに出した食事の皿に野菜(人参やブロッコリー、セロリ、ピーマンなど)を残している状態と似ています。

子どもが「嫌い」「好きじゃない」などと言って食べないのをみてあなたは何と言いますか?

“野菜を残さず食べましょう。”

“野菜を食べないと大きくならないよ”

何故ですか?

栄養バランスを保つため、健康を維持するため、成長のため…様々な理由をあげるでしょう。

投資はあなたの人生においてもはや”野菜”と同じです。

好き嫌いではなく、食べなくてはあなたの経済の健康(栄養バランス)をもはや維持できないものなのです。

「怖い」は子どもの野菜嫌いの「嫌い」と似ています。

肉を食べないならともかく、野菜を食べないなんてもはや自殺行為、自傷行為です。

子どもが水(預金)しか口にしなかったら、心ある親ならきっと心配するでしょう。

投資・資産形成の手段、教育資金の手段として変額保険をあなたに提案しているFPや保険募集人はさながら野菜嫌いの子どもを前にした大人の気分でしょう。

どうしたら食べてもらえるのか、考えるのも大切な仕事であり、役割ですね。

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